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韓米5年ぶりの合同上陸訓練、英海兵隊「コマンド」も初参加

韓米5年ぶりの合同上陸訓練、英海兵隊「コマンド」も初参加

Posted March. 18, 2023 08:18,   

Updated March. 18, 2023 08:18

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北朝鮮が、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が娘と共に視察する中、「怪物ICBM」(大陸間弾道ミサイル)火星(ファソン)17を発射したことを明らかにした17日、韓米が大規模な合同上陸訓練計画を発表した。韓米・韓米日3ヵ国の対北朝鮮軍事協力を狙った北朝鮮の「強対強」挑発に、強固で圧倒的な韓米連合戦力で対抗するという警告を発したのだ。

韓米首脳と防衛当局は、北朝鮮の核の脅威に対抗して合同軍事演習の規模と範囲を大幅に拡大することで合意しており、後続措置が本格化するものとみられる。

韓米の海軍と海兵隊は17日、慶尚北道浦項(キョンサンプクト・ポハン)付近で今月20日から4月3日まで「23双龍訓練」を実施することを明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の2018年以降、非核化交渉などを理由に行われなかった大規模合同上陸訓練が5年ぶりに復活することになる。双龍訓練は18年まで旅団級で行われたが、今回は師団級に規模が拡大される。

軍関係者は、「韓米の合同戦力が大規模に海と空で展開し、韓米同盟の圧倒的な戦力と上陸作戦の遂行能力を披露する」と述べた。

今回の演習には約1万3千人の兵士をはじめ、米国のワスプ級の強襲揚陸艦「マーキン・アイランド」(LHD・4万2千トン)と韓国軍の大型輸送艦「独島(ドクト)艦」(LPH・1万4500トン)など艦艇30隻、アパッチ攻撃ヘリコプターなど航空機70機、上陸攻撃装甲車(KAAV)50台などが参加する。

マーキン・アイランドは、海兵隊1600人余りを含め約2800人が搭乗でき、F-35B垂直離着陸ステルス戦闘機を20機まで搭載できるなど、事実上の「軽空母」だ。

また、国連司令部の戦力提供国である英国の海兵隊特殊部隊「コマンド」1個中隊40人余りも初めて参加するほか、オーストラリアやフランス、フィリピンの軍関係者も参観する予定だ。

軍事演習は、上陸軍の安全な目標地域への移動のための護送作戦を皮切りに、掃海作戦、上陸目標区域の監視・偵察及び脅威要素を除去する先見部隊作戦、上陸目標区域に対する大規模火力支援及び「決定的行動」である空中・海上突撃と目標確保の順に行われる。

今月末に実施される「決定的行動」段階では、韓米連合および合同戦力が大規模に海と空で展開し、上陸作戦を行うことで訓練のフィナーレを飾る予定だ。

キム・ゲファン海兵隊司令官(中将)は、「今回の軍事演習は『力による平和』を具現する韓米同盟の意志を行動で示すもの」とし、「韓米同盟70年を迎え、韓国を守るための連合防衛態勢をさらに強化する」と述べた。


尹相虎 ysh1005@donga.com