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トランプ大統領「イランへの地上軍投入、躊躇しない」 全面戦争を示唆

トランプ大統領「イランへの地上軍投入、躊躇しない」 全面戦争を示唆

Posted March. 04, 2026 09:34,   

Updated March. 04, 2026 09:34


トランプ米大統領は2日(現地時間)、米紙ニューヨーク・ポストのインタビューで、「(イランに)地上軍を投入することについて『イップス(yips)』はない」と述べ、投入の可能性を示唆した。「イップス」はゴルフや野球で使われる用語で、決定的な場面で心理的に萎縮したり恐れたりする状態を指す。必要とあらばイランへの米地上軍投入を躊躇(ちゅうちょ)しないとの意味だ。

トランプ氏は同日、ワシントンのホワイトハウスで、「当初は4〜5週間を予想したが、それよりはるかに長く(戦争を)継続する能力がある」と強調した。また、「どれほど時間がかかっても構わない」とも述べた。ヘグセス米国防長官も同日、ケイン統合参謀本部議長と共に行った記者会見で、今回の戦争の「出口戦略」について「特定の期間は提示しない」と言明した。

先月28日の米国とイスラエルによる空爆で、イラン最高指導者のハメネイ師が殺害された後、トランプ氏が地上軍投入の可能性に言及したのは初めてだ。イランの激しい抵抗により戦争が想定より長期化した場合、空軍力中心の現在の作戦だけではイランの核・ミサイル能力を無力化するのに限界があるとの懸念が反映されたものとみられる。トランプ氏は「長距離ミサイルと核兵器で武装したイラン政権は、中東はもとより米国民にも脅威だ」と述べ、今回の戦争を機にイランの核の脅威を完全に除去する意志を改めて示した。

米国が「地上軍投入」というカードを切れば、イランの核・ミサイル施設などに対する物理的統制が可能となる。また、イラン国内の反米勢力に対する直接的な抑止力も強化できる。

ただ、地上軍投入は米軍およびイラン側の死傷者が急増する事態を招く可能性が高い。国内外で激しい逆風を巻き起こすことは必至だ。これを意識したのか、トランプ氏は同日、米保守系ケーブルテレビ「ニュースネーション」とのインタビューでは、地上軍投入について「その必要はないだろう」と話した。

米中央軍は2日、イランの反撃で死亡した米兵が6人に上ったと明らかにした。イランで「政府の上の政府」とも呼ばれる革命防衛隊は、「ホルムズ海峡は封鎖した」とし、「通過を試みるいかなる船舶も革命防衛隊と海軍が焼き払う」と警告した。


申晋宇 niceshin@donga.com