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金メダル5個、柔道兄妹が全国体育大会で快挙

金メダル5個、柔道兄妹が全国体育大会で快挙

Posted October. 23, 2025 08:30,   

Updated October. 23, 2025 08:30


「弟が最初に柔道をやりたいと言ったときは、正直やめたほうがいいと思いました。でも成績も出て本人も楽しんでいるので、今は応援するつもりです。好きなことを一緒にできれば、もっと幸せですから」

韓国女子柔道・最重量級(79キロ超級)の「次世代スター」、イ・ヒョンジ(18・済州南寧高校)は22日、東亜(トンア)日報の電話取材にこう語った。イ・ヒョンジと弟のジンヒョク(16・済州南寧高校)が所属する済州道は同日、釜山(プサン)市にある釜慶(プギョン)大学大淵(テヨン)キャンパス体育館で行われた第106回全国体育大会(全国体典)柔道高校生団体戦決勝でソウルを4-3で下し、金メダルを獲得した。

両チームが3-3で拮抗する中、最後の試合を前に出場階級を決めるためサイコロを振った。このとき男子最重量級(100キロ超級)が選ばれ、イ・ジンヒョクは本戦で敗れたチャ・ボム(18)と再び対戦した。気持ちを切り替え集中力を高めたイ・ジンヒョクは、返し技で一本勝ちしリベンジに成功した。2日前の男子無差別級で優勝したイ・ジンヒョクは2冠となった。前日、女子高校生個人戦無差別級と個人戦最重量級で優勝したイ・ヒョンジは同日、団体戦まで含めて3冠を達成した。

小学1年生のとき姉に従って柔道を始めたイ・ジンヒョクは、今ではイ・ヒョンジの練習パートナーであり、すっかり成長の伴走者となっている。イ・ヒョンジは「弟の長所も学べ、一緒に成長できるのがうれしい」と語った。

イ・ジンヒョクの目標は、大学進学後に実業団に入団し、太極マークをつけることだ。イ・ヒョンジの夢はもっと大きい。「来年の愛知・名古屋アジア大会で1位になりたい。世界選手権はもちろん、2028年ロサンゼルスオリンピックでも金メダルを取るのが目標です」と語った。

男子走高跳のエース、禹相赫(ウ・サンヒョク、29)は同日行われた陸上男子一般部走高跳決勝で2m20をクリアし、高校時代を含め大会10度目の優勝を達成した。

キム・ヨンボム(19)は競泳男子一般部100m自由形予選で47秒39を記録し、黄宣優(ファン・ソンウ、22)が2021年東京五輪で樹立した47秒56を破り、韓国新記録を樹立した。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com