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李大統領「超不確実性時代のパートナー」 ASEAN外交を本格化

李大統領「超不確実性時代のパートナー」 ASEAN外交を本格化

Posted March. 03, 2026 09:15,   

Updated March. 03, 2026 09:15


李在明(イ・ジェミョン)大統領は2日(現地時間)、シンガポールを国賓訪問し、ウォン首相と首脳会談を行い、「ASEAN(東南アジア諸国連合)外交」を本格化させた。米国の関税を巡る不確実性が拡大するなか、就任後初となる東南アジア国賓訪問先として、通商・エネルギー・技術のハブとされるシンガポールを選び、戦略的パートナー関係の強化に乗り出した。

李氏は同日、シンガポール外務省庁舎での首脳会談直後の共同記者発表で、「両国は通商・経済安保環境の変化と技術発展を反映する方向でFTAを改善することで合意した」とし、「超不確実性時代における信頼できるパートナーとして協力を深化させることで一致した」と明らかにした。ウォン氏は「韓国とシンガポールは類似した立場の国として、自由貿易を守り、ルールに基づく秩序を擁護するという戦略的利益を共有しており、今後の可能性は無限だ」と応じた。

両国は同日、2006年に発効した韓・シンガポール自由貿易協定(FTA)の改善交渉開始に関する共同宣言を採択した。あわせて、人工知能(AI)、宇宙・衛星など科学技術協力や小型モジュール炉(SMR)協力に関する覚書(MOU)など5件の覚書を締結した。李氏は「両国はAI協力フレームワークの締結を推進し、フィジカルAIを基盤とした産業革新、AI共同研究・投資の拡大など、AI協力の推進力を確保することになる」と述べた。

李氏はまた、韓国産業銀行とシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス傘下の資産運用会社セビオラとの投資パートナーシップに言及し、「両国間の緊密な投資協力もより戦略的に推進していく」と述べた。続いて「これまで進めてきた防衛産業技術の共同研究を拡大し、先端技術に基づく国防力の強化策についても議論していくことで一致した」と述べた。

両首脳は最近の米国によるイラン空爆など中東情勢についても意見を交わした。李氏は「中東情勢がグローバルな安全保障やエネルギー供給網など世界経済に及ぼす影響に言及し、中東の安定と平和が回復することを望む点で認識を共有した」と述べた。


シンガポール=ユン・ダビン記者 empty@donga.com