
報勲処によると、バレバール氏は1953年3月、フランス第13補充大隊一等兵として韓国戦争に参戦し、1955年3月に帰国した。氏はその後、フランス韓国人外人部隊協会に創立メンバーとして参加し、10数年間この協会の名誉会長を務めた上、フランス内韓国人イベントにも出席して、在フランス韓国人社会と格別な絆を保つなど、韓国への深い愛情を示してきた。
普段から韓国を第2の故郷に思ってきた氏は、「生死苦楽を共にしてきた戦友たちが眠っている韓国に埋蔵されたい」という遺言を残し、昨年7月2日、享年87歳で亡くなった。バレバール氏の息子が、父親の最後の希望をかなってあげるため、駐フランス韓国大使館に、韓国内での埋蔵を問い合わせており、報勲処が、駐韓フランス大使館と協議して、国連記念公園への埋蔵を決定した。埋蔵式には、バレバール氏の息子夫婦や孫も出席する予定だ。報勲処の関係者は、「遺骨返還式から埋蔵式まで、最高の礼遇や儀典を尽くして支援していきたい」と語った。
現在、国連記念公園には、フランス参戦勇士の墓44基など、国連軍参戦勇士の墓約2300基がある。昨年5月に初めて、国連参戦勇士の国連記念公園の事後埋蔵が許可された。バレバール氏が埋葬されれば、5番目の事後埋蔵となる。
손효주기자 ソン・ヒョジュ記者 hjson@donga.com