朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記は、昨日大統領官邸(青瓦台)を訪問した労働党のキム・ヨンスゥン(金容淳)対南担当秘書を通じて金大中大統領に口頭でメッセージを伝えた。金大統領は、「南北共同宣言は忠実に履行されるべき」だというメッセージについて意見を共にし、チュソック(秋夕、韓国のお盆)土産に松茸を頂いたことについての感謝の気持ちを金総書記に伝えてくれるよう金容淳書記に述べた。
金正日総書記:「共同宣言実現に満足」
「ますますご清祥の事だと存じております。ピョンヤンでの歴史的な対面によって合意された南北共同宣言は、実に立派な内容であり、その内容が確実に実現されていることについて満足しています。特にこの度、ピョンヤンにいらっしゃった時、虚礼虚式を嫌うとおっしゃいましたが、お言葉の通りに南北共同宣言がなされ、それをしっかり執行し、貫徹して行かなければなりません。共同宣言にサインした時のインクはもうしっかり乾いています。共同宣言には立派な内容を取り入れているにも関わらず、また過去へと逆戻りをしてはいけません。いかなる場合でも共同宣言を確実に実践し、履行すべきであります。私はそのような気持ちで胸がいっぱいです。(お土産で頂いた)チンド犬は健やかに育っています。北からはプンサン犬を、南からはチンド犬を贈ったのは、只のお土産に過ぎないとは思いません。民族が一つになり、今後統一の時代を開いていくための一つの象徴であるでしょう」。
金大中大統領:「統一基盤造成に共同の努力を」
「わざわざ秋夕(仲秋節:韓国のお盆)にお土産を贈ってくださってありがとうございます。南北共同宣言は忠実に履行されるべきです。ピョンヤンでもお話しましたが、人生は永遠に続くものではありません。何よりも生きている間に何をするかが大事でしょう。私たちが今の時期に民族の運命を定められる立場にあるということはまことに意味のある事だとおもいます。私たちがうまく自分の役割を果たせば、子孫にすばらしい国と民族を残してあげられますが、間違えば不幸をもたらすことになるでしょう。私たちは民族の統一を願いながらも、決して急いではならず、その基盤を確固たるものにしていくべきだと思います。私の任期が終わるまで私はそのための努力をし、後任者もまたそれを進展させていくでしょう。私たちがこれまでしたことを、これから具体的に推進し、それについてはさまざまな意見があると思いますが、一つ一つの合意事項を実践して行きましょう。さらに国民の支持を得なければなりません。何事も焦らずにやっていくことがかえって近道になると思われます。そうなるよう努力しましょう。贈っていただいたプンサン犬も元気です」。






