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ホルムズ海峡を通過中のシンガポール船にイランが自爆ドローン攻撃

ホルムズ海峡を通過中のシンガポール船にイランが自爆ドローン攻撃

Posted June. 27, 2026 08:41,   

Updated June. 27, 2026 08:41


イラン革命防衛隊が25日(現地時間)、中東の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を航行していたシンガポール船籍のコンテナ船「エバー・ラブリー」を攻撃したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルや英国の海事危機管理会社バンガードなどが報じた。

イラクで貨物を積み込んだ後、イラン戦争の影響でペルシャ湾内に足止めされていたエバー・ラブリーは、最近、米国とイランが終戦に向けた覚書(MOU)を締結し、イランによる封鎖解除の兆しが見えたことから、イラン南部沿岸ではなくオマーン沿岸に沿って海峡の通過を試みた。これに対し、イラン側は指定航路を利用しなかったことを理由に、警告もなく自爆ドローンなどで攻撃を行った。

ただ、船体の一部が損傷したものの、人的被害はなかったという。革命防衛隊は、「われわれと航行を調整しなければならず、オマーン領海を利用する代替航路を使ってはならない」と主張している。

今回の攻撃については、MOUの核心内容である「ホルムズ海峡の安全な航行」を揺るがす挑発との指摘が出ている。MOUでは、イランが各国の民間船舶の安全な海峡の航行を保証する代わりに、米国もイラン産原油に対する一部制裁を緩和することで合意していたが、今回の攻撃はこれに真っ向から反するものだ。米紙ニューヨーク・タイムズは、今回の攻撃について、イランがホルムズ海峡を掌握できておらず、MOU締結後に同海峡は完全に開放されたとするトランプ米大統領の主張を真っ向から覆す結果になったと論評した。

一方、韓国海洋水産部は26日、ホルムズ海峡内で待機していた韓国船籍船舶8隻が海峡を通過したと明らかにした。8隻のうち、目的地が韓国だったのは1隻だけだった。これにより、現在この海域に残る韓国船籍船舶は計5隻となった。この中には、先月初めにイランの攻撃を受け、現在アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで修理中の「HMMナム」も含まれている。同船には韓国人船員17人が乗船している。このほか、外国船籍船舶にも韓国人船員30人が乗船しており、ホルムズ海峡内に残っている韓国人船員は計47人となる。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は同日、X(旧ツイッター)で、残る5隻について「修理中のナム号と、貨物の問題で残留の意向を示した1隻を除く3隻は、週末までに海峡を通過する見通しだ」と明らかにした。


申晋宇 niceshin@donga.com