
トランプ大統領は4日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「イランが『プロジェクト・フリーダム』関連の作戦で一部の無関係な国を攻撃した。韓国の貨物船も含まれている」と主張した。そのうえで「今こそ韓国がこの任務に合流すべき時だ」とし、対イラン作戦への協力を求めた。同日、米ABCとの電話インタビューでも「韓国船舶への発砲があった。韓国は何らかの措置を取るべきだ」と語った。
トランプ氏の発言は、中東の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡に停泊していた韓国HMM所属の貨物船「ナム」号の爆発がイランによる攻撃であると確認したうえで、韓国に事実上の派兵を求めたものとみられる。米国は、イランが封鎖する同海峡に足止めされている各国船舶の安全な脱出を支援するため、4日から米軍を動員した作戦を開始した。戦争で高騰した国際原油価格の安定化とイランへの圧力強化を狙ったものとみられる。
トランプ氏が韓国に言及したことを受け、今後、艦船の派遣など積極的支援を求める可能性が指摘されている。韓国政府としては、派兵はイランとの直接衝突のリスクを伴う決断であり負担が大きい一方、要求を無視することも容易ではない。トランプ氏は最近、イラン戦争に非協力的だったドイツに不満を表明し、在独米軍5千人の削減決定を下している。
大統領府関係者は5日、「米国側が提案したホルムズ海峡関連の協力について、韓半島の防衛態勢や国内法手続きなどを踏まえて検討している」とし、「主要海上交通路の安定的利用を巡り、韓米間で緊密な協議を続けている」と述べるにとどめた。
一方、ホルムズ海峡を巡る緊張は一段と高まっている。中東を管轄する米中央軍のクーパー司令官は4日、米海軍の支援を受けた商船2隻がホルムズ海峡を通過したと明らかにした。その過程で米陸軍のアパッチ攻撃ヘリが商船を威嚇したイランの小型高速艇6隻を撃沈し、米海軍艦艇はイランの巡航ミサイルと無人機も撃墜したと説明した。これに対しイランは、米国が高速艇ではなく民間船舶を攻撃したと主張している。
イラン革命防衛隊は、ホルムズ海峡で「原則に違反する船舶は武力で阻止する」と警告した。イランは4日、アラブ首長国連邦(UAE)に対してもミサイルや無人機による攻撃を実施した。先月8日の米国との停戦後、初めて親米国家を標的とした攻撃であり、米国とイランの対立が全面衝突へ発展するとの懸念が強まっている。
申晋宇 niceshin@donga.com






