Go to contents

「西部地裁乱入」18人の有罪初確定 扇動の背後勢力も厳罰に処すべきだ

「西部地裁乱入」18人の有罪初確定 扇動の背後勢力も厳罰に処すべきだ

Posted May. 01, 2026 09:16,   

Updated May. 01, 2026 09:16


尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領に対する逮捕状発付に反発し、ソウル西部地裁で乱入騒ぎを起こした18人に対して、大法院(最高裁)は30日、有罪を確定した。彼らは昨年2月に起訴された63人のうち、1、2審判決を不服として上告した被告らだ。14人には懲役1~4年の実刑、3人には懲役刑の執行猶予が言い渡された。撮影目的で裁判所に入ったと主張したドキュメンタリー監督にも罰金200万ウォンが確定した。後に追加起訴された約30人は、現在も裁判を受けている。

昨年1月19日未明に発生した西部地裁乱入事件は、法治主義に対する重大な挑戦だった。デモ参加者らは、尹前大統領の逮捕状を発付した判事を捜し出すとして、裁判所のガラス張りの出入口をレンガや鉄製の棒などで破壊した後、令状担当判事の執務室がある7階に押し寄せ、扉を壊して内部を物色した。裁判所への乱入を制止する警察官から盾や誘導灯を奪って暴行し、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の捜査官らが乗った車を取り囲んで監禁もした。法治主義の最後の砦である裁判所を修羅場にしておきながら、裁判では「愛国心からやった」「侵入ではなく進入だ」などと詭弁を並べた。

西部地裁乱入事件は、彼らだけの犯罪として片づける問題ではない。その背後には、司法府に対する暴力をあおった勢力があった。サラン第一教会の全光焄(チョン・グァンフン)牧師は当時、光化門(クァンファムン)集会で「国民の抵抗権で反国家勢力を処断すべきだ」という趣旨の発言をし、デモ参加者を西部地裁付近へ移動させた疑いで捜査を受けている。保守系ユーチューバーの申恵植(シン・ヘシク)氏は、大統領室関係者が極右ユーチューバーらに支持者動員を求めたと主張した。尹前大統領も拘束されるまで逮捕状の執行に応じず、支持層に最後まで戦うとのメッセージを送り、反発世論をあおった。

乱入加担者らへの有罪確定は、断罪の始まりにすぎない。暴力を正当化し、彼らを扇動した背後勢力に対しても徹底した捜査が必要だ。暴力的なデモ現場を生中継しながら後援金を集めるなど、支持層のゆがんだ怒りを利用して収益を得る一部ユーチューバーの行為も容認されてはならない。極端な勢力が社会の政治的分断に寄生し、政治的・経済的利益を得る生態系を正すことができなければ、第2、第3の西部地裁事件が再び起こり得る。