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禁止された「悪魔の兵器」 戦争のたびに繰り返される使用

禁止された「悪魔の兵器」 戦争のたびに繰り返される使用

Posted April. 21, 2026 09:37,   

Updated April. 21, 2026 09:37


北朝鮮が最近、弾道ミサイルに搭載して試験発射したクラスター弾は、広範囲にわたり軍人と民間人を問わず被害を与えることから「悪魔の兵器」と呼ばれる。非人道的兵器として国際社会が使用を禁止しているにもかかわらず、ロシア・ウクライナ戦争や米国・イスラエルとイランの戦争など、最近の戦争で主要兵器として使用されている。

ロシアは2022年のウクライナ戦争開戦初期からクラスター弾を使用し、ウクライナの主要拠点を攻撃してきた。幼稚園などの民間居住地や避難民が集まった鉄道駅周辺にクラスター弾が落下し、多数の死傷者が出たとされる。さらに、北朝鮮製のクラスター弾がロシア軍に供給されたとみられる状況も確認されている。

これに対しウクライナは23年、米国の支援を受けてクラスター弾によるロシアへの反撃に踏み切った。当時、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の間では米国のクラスター弾支援に反対する声が強かったが、米国は弾薬不足を理由に支援を強行した。

最近の中東戦争では、イランがクラスター弾を搭載したミサイルでイスラエルの多層防空システム「アイアンドーム」を突破することに成功したと伝えられている。

国連は10年にクラスター弾禁止条約(CCM)を発効させたが、依然として使用が続くのは、広範囲を壊滅させるその効果のためだ。同条約には英国、フランス、ドイツなどNATO加盟国を中心に約120カ国が参加しているが、米国やロシアのほか、イラン、イスラエルなどは加盟していない。韓国と北朝鮮も分断状況などを理由に同条約に加わっていない。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com