
韓国の人工衛星が、米国の有人月探査計画「アルテミス2」のロケットに搭載され、宇宙へ向かう。太陽から降り注ぐ強力な紫外線を測定する任務を担う。三星(サムスン)電子とSKハイニックスは、宇宙環境が半導体に及ぼす影響を検証するため、この衛星に半導体メモリを搭載する予定だ。
宇宙航空庁と韓国天文研究院は29日、米航空宇宙局(NASA)のアルテミス2に搭載されるキューブサット「Kラドキューブ」が、すべての準備を終えたと発表した。計画通りなら、来月6日(現地時間)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。
アルテミス2は、米国が54年ぶりに進める有人月探査プロジェクトだ。宇宙飛行士4人がオリオン宇宙船に搭乗し、月周回軌道を回った後、地球に帰還する。Kラドキューブは、オリオン宇宙船の直下にある「オリオン・ステージ・アダプター」に搭載され、地球を取り巻く強力な磁場領域である「ヴァン・アレン帯」の宇宙放射線を高度別に測定する。観測データは、今後、地球-月間移動区間で宇宙放射線が宇宙飛行士に及ぼす影響を分析する際に活用される。
今回の打ち上げは、昨年5月に締結された韓米履行約定に基づくものだ。韓国天文研究院は、放射線測定搭載体の開発や運用データの管理などを担当し、衛星本体の開発は国内宇宙スタートアップのナラスペーステクノロジーが担った。Kラドキューブには、放射線測定装置に加え、三星電子とSKハイニックスの半導体メモリも副搭載機器として積み込まれる。地球高軌道の放射線環境が半導体に及ぼす影響を確認するためだ。
Kラドキューブは地球高軌道で分離された後、任務軌道に到達するために自ら推進力機動を行い、初期段階では近地点高度150kmを基準に、その後は約200キロまで上昇する予定だ。
チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com






