
安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は30日、小泉進次郎国防長官と会談し、韓日国防長官会談を行った。13日に奈良県で開かれた韓日首脳会談を機に、シャトル外交の再稼働が本格化する中、外交・安全保障分野でもシャトル外交の復元が始まった。
韓国国防部は同日、「両長官は横須賀で会談を行い、厳しさを増す安全保障環境の下、域内の平和と安定の維持に向け協力していくことで一致した」とし、「韓半島の完全な非核化と恒久的平和構築への意思を再確認し、韓日および韓米日協力を継続していくことで合意した」と説明した。
国防部によると、両長官は韓日間の防衛交流・協力や人的交流の重要性についても認識を共有し、安定的に推進していくことで意見を一致させた。これに先立ち、韓国空軍の特技飛行チーム「ブラックイーグルス」は28日、史上初めて沖縄の那覇基地に立ち寄り、中間給油を実施するとともに、日本航空自衛隊の特技飛行チーム「ブルーインパルス」との交流行事を行った。これについて、韓日軍当局間交流の新たな章を開いたとの評価が出ている。韓日軍当局は同日、今月、韓国陸軍第3士官学校と日本の陸上自衛隊幹部候補生学校との交流が行われたことを明らかにするなど、双方の交流がすでに活発化し始めていることを強調した。
双方は、韓国海軍と日本海上自衛隊による捜索救助訓練(SAREX)の実施にも合意した。同訓練は当初、昨年11月に予定されていたが、日本政府がブラックイーグルスの独島(ドクト・日本名・竹島)上空飛行を問題視し、那覇基地での中間給油を取り消して韓国政府に抗議するなど、両国軍当局の関係が急速に冷え込み、訓練も中止となった。今回、ブラックイーグルスの立ち寄りが実現したのに続き、捜索救助訓練の再開も決まり、両国軍当局間の交流・協力が加速する様相を見せている。
韓国国防部は、「両長官は相互訪問および国防長官会談の年例化で合意した」とも明らかにした。韓日国防長官会談が行われたのは、昨年9月8日、中谷元防衛相が訪韓して会談を行って以来、約5カ月ぶりとなる。当時、中谷氏は日本の防衛相として10年ぶりに韓国を訪れたが、5カ月後に韓国国防部長官が答礼訪問の形で日本を訪れたことで、今後は随時、韓日国防長官会談が開かれるとの見方が出ている。同日、両長官は小泉氏の提案で卓球をする場面もあった。国防当局間の意思疎通を強化していく姿勢を象徴するものと受け止められている。
一方、安氏は会談に先立ち、米第7艦隊の母港である在日米軍横須賀基地を訪れ、原子力空母「ジョージ・ワシントン」に乗艦した。韓国の国防部長官が在日米軍基地を訪れたのも、同基地に停泊中の原子力空母に乗艦したのも、今回が初めてとされる。ただし、小泉氏は同乗しなかった。会談場所である海上自衛隊横須賀地方総監部は、在日米軍横須賀基地と実質的に同一区域に位置するにもかかわらず、原子力空母に乗ったのは安氏だけだった。この点について、韓日国防当局のトップが米原子力空母に同時に乗艦する姿が北朝鮮を刺激したり、韓米日が三カ国協力を超えた軍事同盟のように映ることを警戒した措置との見方が出ている。
孫孝珠 hjson@donga.com






