
トランプ米大統領が最も信頼する側近で知られるスーザン・ワイルズ大統領首席補佐官(68)が乳がんと診断された。ワイルズ氏は、イランとの戦争を終結させる必要性をトランプ氏に進言するなど、第2次トランプ政権で静かながら大きな影響力を持つ調整役として評価されてきた。
トランプ氏は16日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」を通じて「私が知る中で最も強靭な人物の一人であるワイルズ氏が、残念ながら初期の乳がんと診断された」とし、「彼女は直ちにこの挑戦に立ち向かうことを決め、優れた医療陣のもとで非常に良好な経過を見せている」と明らかにした。さらに「治療中も、自身が愛し得意とする仕事を続けるという彼女の強さと献身は、もはや説明を要しない」と付け加えた。
トランプ氏が「氷の女」の異名を与えたワイルズ氏は、自己顕示の強い一部の閣僚とは対照的に、前面に出ない静かなカリスマで知られる。長年の政治コンサルタントとしての経験を基に、2016年と24年の大統領選勝利に貢献した。トランプ氏の絶大な信頼を背景に、ホワイトハウスで唯一「トランプ氏をコントロールできる側近」とも評されている。
ワイルズ氏は昨年、米誌「バニティ・フェア」とのインタビューで、トランプ氏について「自分にできないことは何もないと考える典型的なアルコール依存症の性格」と表現し注目を集めたが、その後もトランプ氏はワイルズ氏に対して変わらぬ信頼を示してきた。
ワイルズ氏は最近、米国とイランの戦争の長期化やガソリン価格の急騰などで民生経済が悪化する中、トランプ氏に対し「戦争の範囲を限定し、終結段階に入っているというメッセージを強調すべきだ」と助言したほか、側近らに対しガソリン価格引き下げ策の検討を指示したとされる。
ワイルズ氏は同日、自身のSNSに、「米国では女性8人に1人が乳がんと診断される。彼女たちは日々、強さと決意をもって家族を支え、職場に出て地域社会に貢献している。私も彼女たちの一員となる」と投稿した。
林雨宣 imsun@donga.com






