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トランプ氏、掃海艦派遣を要求 韓国は小型12隻で遠洋に限界

トランプ氏、掃海艦派遣を要求 韓国は小型12隻で遠洋に限界

Posted March. 18, 2026 09:05,   

Updated March. 18, 2026 09:05


トランプ米大統領は、韓国など主要同盟国がホルムズ海峡に派遣すべき戦力として「掃海艦」を繰り返し取り上げ、艦艇派遣への圧力を改めて強めた。トランプ氏は16日(現地時間)、ホワイトハウスの執務室で記者団に対し、「われわれは(韓国や日本、ドイツなど)これらすべての国を防衛している」と主張した。その一方で、これらの国に「掃海艦があるか」と聞くと、「関わらずに済む方法はありませんか」と返されると不満を示した。

トランプ氏は同日、トランプ・ケネディセンター理事会との昼食会を前に取材に応じ、「われわれは長年にわたり多くの国を助け、恐ろしい外部の脅威から守ってきた。だが彼らはそれほど積極的ではない」と批判した。そして「われわれが彼らの掃海艦、あるいは彼らが保有するであろういかなる装備でも必要とするなら、われわれを支援するために動くべきだ」と述べ、派遣を求めた。ホルムズ海峡での船舶護衛作戦の過程で、イランが設置した機雷の除去を韓国などが担うべきだとの要求だ。

しかし韓国にとっては現実的な制約が大きいとの指摘が出ている。韓国海軍は機雷を探知・除去する掃海艦を12隻保有しているが、いずれも700トン級以下の小型艦で、遠洋での作戦には限界がある。軍関係者は「掃海艇は駆逐艦の6分の1程度の規模で、中東までの移動だけでも1カ月以上かかる」と説明した。また、国産掃海ヘリコプターは昨年、試作機が初の試験飛行に成功したばかりで、実戦配備は早くても2030年ごろの見通しだ。

ソマリアのアデン湾に派遣されている清海(チョンヘ)部隊の派遣にも慎重論が出ている。戦場同然のホルムズ海峡の作戦リスクや任務環境を考慮すると、駆逐艦1隻のみの清海部隊では力不足であり、派遣する場合は艦艇と兵力を追加した戦団級の機動部隊を編成すべきだとの見方だ。

旗艦となるイージス艦が弾道・巡航ミサイルや自爆型ドローンの探知・迎撃など戦団の防空を担い海上作戦を統括し、忠武公李舜臣(チュンムゴン・イスンシン)級駆逐艦や護衛艦2隻以上が小型高速艇への対応や海上護衛、潜水艦探索などで護衛任務を遂行する必要があると軍関係者は説明する。この場合、ホルムズ海峡に派遣される兵力は清海部隊(約260人)を上回る600~900人規模になる見通しだ。

大規模な海軍戦力の遠洋派遣が現実になれば、対北朝鮮戦力の空白への懸念が強まらざるを得ない。軍関係者は「慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)のTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)など在韓米軍の核心戦力が中東に振り向けられているのに続き、韓国軍の海軍戦力まで大規模に派遣されれば、対北朝鮮安全保障の空白は避けられない」と指摘した。


尹相虎 ysh1005@donga.com