
「(『李健熙(イ・ゴンヒ)コレクション』は)20世紀初頭、社会変革の只中で格闘した画家たちの苦闘が刻まれた作品群だ」
米ワシントンのスミソニアン国立アジア美術館で、故李健熙(イ・ゴニ)三星(サムスン)グループ前会長の寄贈品による初の海外巡回展が開かれる中、いわゆる「李健熙コレクション」の意義を検証する学術行事「韓国の宝物シンポジウム」が23日(現地時間)に開催された。
シンポジウムで講演した国立現代美術館のイ・サビン学芸研究官は、韓国美術品収集の歴史をたどる中で、コレクションを構成する作品について「新たな芸術様式を受け入れる挑戦と、伝統の中で革新を追求する課題との間で均衡を探ろうとする、深い葛藤が表れている」と評価した。
今回のシンポジウムは、前日の金英娜(キム・ヨンナ)元国立中央博物館長による基調講演を皮切りに、イ・スギョン国立春川博物館長ら計8人が登壇した。登壇者らは、個人収蔵品が公共資産として還元され、価値が再創出される過程を示す展示だと口をそろえた。
同館では昨年11月から、「韓国の宝物:集め、愛し、分かち合う(Korean Treasures: Collected, Cherished, Shared)」と題した展示が行われている。寄贈品約2万3000点のうち約320点を厳選したもので、累計来場者は4万人を超え、現地で高い関心を集めている。
展示には、「仁王霽色図」など国宝7点、宝物15点を含む文化遺産297点のほか、朴壽根(パク・スグン)の「農楽」、金煥基(キム・ファンギ)の「山響」など韓国近現代美術24点が含まれる。
米紙ワシントン・ポストは同展について、「この展示を見ると、韓国文化が一過性の『波』ではなく、持続する『流れ』であることが分かる」と評し、「アニメ映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の流行と重なり、米国で大規模な韓国美術展が開かれることは文明史的な意味を持つ」と報じた。
展示はスミソニアンで来月1日に閉幕後、3月7日から7月5日までシカゴ美術館で開催される。さらにロンドンに移り、大英博物館で9月10日から来年1月10日まで一般公開される予定だ。
キム・テオン記者 beborn@donga.com






