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国民の力、李大統領と与野党首脳の会合を欠席 面と向かって批判する機会まで失うのか

国民の力、李大統領と与野党首脳の会合を欠席 面と向かって批判する機会まで失うのか

Posted January. 17, 2026 09:51,   

Updated January. 17, 2026 09:51


李在明(イ・ジェミョン)大統領は16日、与野党の指導部と昼食会を開いたが、最大野党「国民の力」は欠席した。前日に張東赫(チャン・ドンヒョク)代表が、旧統一教会・公認献金疑惑を巡る特別検察を求めて突如断食に入った国民の力は、共に民主党が第2次総合特検法の本会議処理を強行したことを、会合不参加の理由に挙げた。李大統領は民主党、祖国革新党、改革新党など与野党6党の指導部を大統領府に招き、「国益が絡む外交・安保では力を合わせてほしい」と呼びかけたが、第1野党の不参加で「半分の会合」となった。

国民の力はこれまで、「政府・与党が国政と立法で独走している」と大統領を批判してきた。この日も宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表は、特検問題などを議論する首脳会談の開催を求め、「野党の切実な要求に耳を傾けよ」と訴えた。だとすれば、この会合は、そうした問題を大統領の前で直接提起し、反応を引き出す機会でもあったはずだ。だが欠席によって、その機会を自ら蹴り飛ばした形になった。張氏が断食を宣言したのは、党倫理委が韓東勲(ハン・ドンフン)前代表の除名を議決したことを巡り、自身への党内批判が強まる局面と重なっている。

一方、同じく旧統一教会・公認献金特検を主張してきた改革新党の対応は異なった。前日から当日午前にかけて19時間にわたり、第2次特検法に反対する徹夜のフィリバスターを行った千チョン・ハラム院内代表は、海外出張中の李俊錫(イ・ジュンソク)代表に代わって会合に出席した。大統領を前に、「第2次特検法への拒否権行使」と「統一教会・公認献金特検の受け入れ」を求めた。政府・与党を牽制する野党として、ごく常識的な姿勢だ。

今の国民の力は、支持率でも議席数でも与党に大きく水をあけられた少数党の立場にある。こうした状況で声を届ける唯一の方法は、野党自らが先頭に立ち、大統領と与党に対して真剣な対話と意思疎通を粘り強く求め、その場で異論をぶつけ、解決に向けた実質的な代案を示すことだろう。それではじめて、「野党らしい野党」と評価される。対話の機会すら拒みながら、野党としてどのような役割を果たすつもりなのか、理解に苦しむ。