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肥満治療薬開発、「どっちがより簡単に減量させるか」競争へ 

肥満治療薬開発、「どっちがより簡単に減量させるか」競争へ 

Posted January. 15, 2026 09:38,   

Updated January. 15, 2026 09:38


「パーティーへようこそ」

13日(現地時間)、米サンフランシスコで開幕した「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス(JPMHC)」で、肥満治療薬「マンジャロ」の開発企業であるイーライリリーの最高経営責任者(CEO)、デービッド・リックス氏は、相次いで市場参入する競合各社に向けて、こう語った。

その発言通り、世界の肥満治療薬市場は活況を呈している。GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)系治療薬が爆発的な人気を博し、多くのグローバル製薬会社が相次いで開発競争に参入している。競争は単に「痩せられるか」から、「より簡単に、より長期間、効果を維持できるか」へと進化している。

現在、市場を2分するノボノルディスクとイーライリリーは、同日そろって企業説明を行った。先に登壇したノボノルディスクは、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた経口剤「ウゴービ」が、平均16.6%の体重減少効果を示し、服薬中断率もイーライリリーの製剤より低いと強調した。さらに、今年は高用量のウゴービを発売し、市場トップのマンジャロを逆転する考えを示した。

これに対し、イーライリリーは、より強力な「3重作動薬」を前面に押し出した。現在、ウゴービはGLP-1を標的とする単一作動薬、マンジャロはGLP-1とGIPの2種のホルモンに作用する2重作動薬だ。イーライリリーが開発中の「レタトルチド」は、これにグルカゴン受容体を加えた3重作動薬で、ひとつの薬でインスリン分泌に関与する3つのタンパク質を同時に活性化する仕組みだ。リックス氏は、「特定の集団では最大29%の体重減少を示した」と説明した。

後発組のアムジェンは、月1回投与で済む肥満治療候補薬「マリタイド」について、投与間隔を3カ月に1回まで延ばしても減量効果が維持される点を強調した。アストラゼネカも、経口GLP-1治療薬候補の第1相臨床試験データを近く公表すると明らかにした。ファイザーは前日の12日、昨年のメッツェラ買収で獲得した次世代GLP-1肥満治療薬「MET097」の臨床試験を昨年末に開始し、2028年の上市を目指すと発表している。


サンフランシスコ=チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com