
430億ウォン余りのチョンセ(伝貰=賃貸保証金))保証金をだまし取った、いわゆる「ビラ王」に対し、1審で重刑が言い渡された。ソウル中央地裁刑事25単独の金知泳(キム・ジヨン)裁判官は5日、詐欺および私文書偽造・偽造私文書行使の罪に問われたチン被告(54)に対し、懲役10年を言い渡したと明らかにした。
判決によると、チン被告は2016年11月から2019年9月まで、ソウル市江西区(カンソグ)・衿川区(クムチョング)、仁川(インチョン)一帯で、賃借人227人から総額426億6000万ウォンのチョンセ保証金をだまし取った。自己資本なしでビラを購入し、売買価格を上回るチョンセ保証金を受け取って売買代金を支払い、その差額を着服した。その後、別の賃借人から受け取った保証金で既存の賃借人に返還する、いわゆる「無資本ギャップ投資」の自転車操業的手法により、2014年から2020年までに住宅772戸を取得したとされる。
金裁判官は「不動産価格が上がるとの漠然とした期待のもと、実質的に適切な管理が困難な規模まで賃貸事業を拡大してきた」と指摘。「多くの被害者が賃貸借保証金を期限内に返還されず、住居の安定が深刻に脅かされた。被害者は保証金を取り戻すために多大な努力を強いられ、その過程で経済的負担や精神的苦痛を被ったとみられる」と述べた。チン被告は判決を不服として控訴した。
ヨ・グンホ記者 yeoroot@donga.com






