
大統領世宗(セジョン)執務室と国会世宗議事堂が入る世宗市国家象徴区域の具体的な開発プランが、今年6月までに確定する見通しとなった。執務室と議事堂の設計案も公募を行う。李在明(イ・ジェミョン)大統領が昨年12月の業務報告で「急ぐとよい」と述べて以降、担当組織が設置されるなど、事業は本格化している。
行政中心複合都市建設庁は6日、国家象徴区域造成を担当する「大統領世宗執務室建設団」を新設したと明らかにした。建設団は大統領執務室課、国家象徴区域造成チーム、疎通協力チームの3部署で構成され、執務室の設計と事業管理、対外協力機能を統括する。国家象徴区域の整備や国会世宗議事堂建設支援などの中核課題も担う。
世宗市国家象徴区域は、政府世宗庁舎の東側に位置する幸福都市S-1生活圏一帯に、約210万平方メートル(汝矣島面積の75%)規模で開発が進められる。行政中心複合都市建設庁は、昨年12月に選定された国家象徴区域マスタープラン公募の当選作を基に、今年6月までに区域の青写真を具体化する計画だ。当選作で示された主要施設の配置や交通体系を踏まえ、土地利用計画の詳細や建築物デザインなどを都市管理計画に反映する。上半期(1~6月)には大統領世宗執務室と国会世宗議事堂の建築設計の公募も行う。
完成時期を前倒しできるかどうかについて、専門家による諮問も進める。現時点では世宗執務室を2030年6月、世宗議事堂を2033年の完成目標としている。最大限の前倒しを図るため、世宗執務室周辺地域の開発に優先着工する方針だ。一部では、完成時期を2029年8月とし、行政中心複合都市建設庁の目標より約10カ月早める案も取り沙汰されている。
昨年12月に選ばれた当選作「皆がつくる未来」を見ると、国家象徴区域の北側に世宗執務室、南側に国会世宗議事堂を配置し、両者を市民空間である「皆のための丘」がつなぐ構成となっている。国家象徴区域は主要施設がドーナツ状に配置された世宗市の中央に位置し、当初「中心のない都市」を目指していた世宗市の都市計画の基本理念そのものが大きく見直されることになる。
国家象徴区域に忠清(チュンチョン)圏広域急行鉄道(CTX)の政府世宗庁舎駅が入るかどうかにも関心が集まる。CTXは政府大田(テジョン)庁舎―政府世宗庁舎―鳥致院(チョチウォン)―清州(チョンジュ)国際空港を結ぶ延長64.4キロの鉄道だ。当選作には具体的な駅位置は明記されていないが、他の入賞作の中には国家象徴区域の南西に駅を配置した例もある。CTXの建設で政府大田庁舎―政府世宗庁舎―ソウルを一本で結ぶ列車が運行されれば、ソウル駅から世宗庁舎まで乗り換えなしで1時間15分以内に到達できる。現行ではKTXで五松(オソン)駅まで移動し、幹線急行バス(BRT)に乗り換える必要がある。
イ・チュクボク記者 bless@donga.com






