
喫煙による国内の医療費支出が、過去11年間で41兆ウォンに達したことが分かった。このうち健康保険からの支出は36兆ウォンを超え、喫煙が個人の健康だけでなく、健康保険財政にも大きな負担を与えている実態が浮き彫りとなった。
国民健康保険公団の健康保険研究院は5日、世界銀行と共同で行った研究結果を、国際学術誌「ランセット」に掲載したと発表した。研究チームは、2014年から2024年までの国民健康保険データを基に、直接・間接喫煙との因果関係が認められている肺がん、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患など23疾患の医療費を分析した。
その結果、2014~2024年の11年間における喫煙関連の総医療費支出は298億6000万ドル(約40兆7000億ウォン)に達した。このうち82.5%に当たる約36兆3500億ウォンが健康保険財政から支出され、個人負担分は17.5%で約4兆3500億ウォンだった。
喫煙による医療費支出は50代以上に集中している。11年間の喫煙関連医療費の80.7%が50~79歳で発生した。疾患別では、がん関連医療費が14兆3500億ウォンで35.2%を占め、そのうち肺がんが7兆9000億ウォンと最も大きな割合を占めた。
研究チームは「喫煙による医療費の大半が健康保険財政から支出され、たばこ会社の利益追求の代償を公的部門が負担している」としたうえで、「非喫煙者が喫煙による費用を負担し、喫煙率の低い若年世代に財政負担が転嫁されている」と指摘した。健康保険財政は、2014年の4兆6000億ウォンの黒字から、2024年には1兆7000億ウォンの黒字へと縮小し、今年は赤字に転落する見通しだ。
チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com






