
「12・3非常戒厳」をめぐる尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の内乱首謀罪事件は、今週中に1審の審理が大詰めを迎える。特別検察官が、尹氏に対し死刑または無期懲役を求刑するかが注目される。
5日、ソウル中央地裁刑事合議25部(池貴然部長判事)で開かれた公判には、金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相が証人として出廷した。金氏は「尹前大統領は2024年11月24日、『巨大野党の横暴が一線を越えている。非常な対策が必要だ』と言った」と証言した。その上で、「(尹氏が)非常戒厳について決定的に言及したのは24年12月1日だった」とし、「戒厳に必要な事項の検討を指示され、国民向け談話文、布告令、戒厳宣布文の草案を報告した」と証言した。
金氏は、非常戒厳は警告的措置だったとの尹氏側の主張を繰り返した。国会への侵入や封鎖を指示したことがあるかとの質問に対しては、「国会は敵陣でもないのに、なぜ侵入するのか」と述べ、「合法的な戒厳を内乱に仕立て上げ、扇動するための用語だ」と主張した。
内乱事件の1審は9日に弁論が終結し、特別検察官の求刑は早ければ7日に行われる。その後、2月中に判決が言い渡される見通しだ。尹氏に適用されている内乱首謀罪の法定刑は、死刑、無期懲役、または無期禁錮の3種のみで、特別検察官は死刑と無期懲役を軸に求刑量を検討しているとされる。内乱重要任務従事の罪で起訴されている金氏ら軍・警察幹部に対する求刑も、尹氏と同じ日に行われる見通しだ。裁判所は「2月中に判決期日を指定する予定だ」と明らかにしている。
一方、検察は同日、金氏側の権又鉉(クォン・ウヒョン)、ユン・スンウ、李夏祥(イ・ハサン)弁護士に対して、大韓弁護士協会(弁協)に懲戒開始を求めたと発表した。弁護士法は、地方検察庁検事長などが弁護士の懲戒事由を認知した場合、弁協会長に懲戒開始を申請するよう定めている。権氏らは、金氏が証人として出廷した韓悳洙(ハン・ドクス)前首相の公判で法廷秩序を乱したとして勾留を言い渡され、その後ユーチューブ番組に出演して裁判所を強く批判したことから、法院行政処より法廷侮辱などの容疑で告発された。
ソン・ヘミ記者 コ・ドイェ記者 1am@donga.com






