
北朝鮮は10日、「北朝鮮版イージス艦」と呼ばれる駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」から戦略巡航ミサイルを試験発射した。4日に続き再び同艦からミサイル試験発射を行ったもので、9日に始まった韓米合同軍事演習「フリーダム・シールド(FS)」への対抗的な武力示威とみられる。
11日、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は娘のジュエ氏と共に、前日(10日)に崔賢で行われた戦略巡航ミサイル試験発射を映像で視察した。同通信は、発射されたミサイルが約2時間48分飛翔し、西海(ソへ・黄海)上の島にある目標を打撃したと伝えた。崔賢は昨年4月に進水した北朝鮮初の5千トン級駆逐艦だ。正恩氏は「我々の戦争抑止力の構成要素は、現在も効果的かつ加速度的に非常に精密な作戦運用体系に組み込まれており、国家核戦力は多角的な運用段階へ移行した」と強調した。
韓国統一研究院の洪珉(ホン・ミン)先任研究委員は「既存の北朝鮮の核戦力が地上発射弾道ミサイル中心の単一プラットフォーム構造だったとすれば、今回の正恩氏の発言は、地上・海上・水中を網羅する多層的運用体系への転換を公式化する意味がある」と分析した。
北朝鮮外務省報道官は10日、イランが最高指導者ハメネイ師の後継者として次男のモジタバ師を選出したことについて「我々は自らの最高指導者を選ぶイラン人民の権利と選択を尊重する」と述べた。さらに「イランに対する違法な軍事攻撃を強行することで地域の平和と安全の基盤を崩し、国際情勢の不安定を増大させている米国とイスラエルの侵略行為に厳重な懸念を表明し、強く糾弾する」と主張した。ただし、トランプ米大統領には直接言及しなかった。
權五赫 hyuk@donga.com






