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イラン戦の行方を左右 ホルムズ「機雷戦争」

イラン戦の行方を左右 ホルムズ「機雷戦争」

Posted March. 12, 2026 09:44,   

Updated March. 12, 2026 09:44


イランがホルムズ海峡封鎖のため、「海の地雷」とも呼ばれる機雷の設置を始めたと、米CNNなどが10日(現地時間)報じた。船舶や潜水艦が接近すると海中で自動的に爆発する機雷によって、事実上、海峡を封鎖し、米国を含む世界経済に衝撃を与える狙いとみられる。

トランプ米大統領は同日、「イランは直ちに機雷を撤去しなければならない。さもなければ前例のない軍事攻撃に直面するだろう」と警告した。中東を管轄する米中央軍は、機雷敷設艦を含むイラン船舶16隻を撃沈したとして関連映像を公開した。世界的な原油輸送路であり国際原油価格にも大きな影響を与えるホルムズ海峡の制海権を巡る攻防が、米国とイランの戦争の勝敗を左右するとの分析が出ている。

米国のCNNやCBSなどによると、米軍情報当局は最近、イランが数十個の新たな機雷をホルムズ海峡に設置した動きを捉えた。小型船を使い2~3個ずつ機雷を投下しており、短時間で数百個の機雷を設置することも可能だという。イランは自国で生産したものや中国・ロシアから導入した機雷を最大6千個保有しているとされる。機雷は一度設置されると回収が難しく、海流によって移動する可能性もあるため、正確な位置把握も困難だ。海峡が長期間封鎖されるとの懸念が高まっている。

特に、イラン革命防衛隊は最近、「ホルムズ海峡を通過しようとする船舶は焼き払う」「原油1リットルの輸出も許さない」など、海峡封鎖に関して強硬なメッセージを出している。ホルムズ海峡で船舶の航行が可能な最も狭い地点は約3.2キロにすぎない。このような場所に機雷が設置されれば船舶の航行は事実上不可能になるとの見方が多い。各国の原油輸送船を直接護衛するという米国の構想にも支障が避けられない。

一方、英紙ガーディアンは10日、イランが米国のウィトコフ中東担当特使が送った2度の停戦要請をいずれも拒否したと報じた。11月の中間選挙を控え、国内外の世論の悪化や原油高を意識せざるを得ないトランプ氏とは異なり、イランは「時間は自分たちの味方」と判断し、持久戦を行っているという。ただし、ホワイトハウスはイランに対する軍事作戦の終了時期について「トランプ大統領が作戦目標が完全に達成されたと判断した時」と説明した。イランの明確な降伏や正式な停戦合意がなくても、一方的に軍事作戦を終結させる可能性を示唆したものとの分析が出ている。


柳根亨 noel@donga.com