
李在明(イ・ジェミョン)大統領の初の中国国賓訪問を前に、大統領府は2日、「われわれは『一つの中国』を尊重する立場だ」と明らかにした。中国が台湾問題に関する明確な立場表明を求める、いわゆる「習近平請求書」を突き付けていることを受け、「台湾は中国の一部」とする中国の立場を尊重するという従来の方針を再確認した形だ。
魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は2日、大統領府での定例会見で「台湾問題については、われわれが一貫して維持してきた立場がある」とし、「その立場に基づいて対応する」と述べた。韓国政府は、1992年の韓中国交正常化共同声明を通じて、中華人民共和国を中国の唯一の合法政府として承認した。一方で、「台湾は中国の一部」とする中国の主張については、「承認」ではなく「尊重」するとの立場を維持している。
中国が先の韓中外相電話会談で、韓国に対して台湾問題における「一つの中国」原則の順守を強調し、支持を求めたことに対し、既存の政府方針を再確認した格好だ。政府はまた、韓米共同ファクトシートに盛り込まれた「台湾海峡の一方的な現状変更に反対する」との立場も維持する方針だ。「一方的な現状変更」とは、米国が中国による台湾侵攻などを間接的に指す表現だ。
4~7日に中国を国賓訪問する李氏は、5日に習近平国家主席と首脳会談および晩餐会を行うと、魏氏は明らかにした。6日には李強首相(権力序列2位)との昼食会、中国の国会議長にあたる趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(同3位)との会談も予定されている。習氏を含む中国の権力序列1~3位と会うことになる。
李氏は習氏に対し、韓半島の非核化に向けた協力を要請する見通しだ。西海(ソへ・黄海)の構造物問題も議題に上るとみられる。魏氏は同問題について、「昨年11月に慶州(キョンジュ)で開かれた韓中首脳会談でも議論され、その後も実務協議が続いてきた」とし、「進展を模索している」と述べた。
朴訓祥 tigermask@donga.com






