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「オスカー名誉賞」トム・クルーズ 「映画製作は私の生き方そのものだ」

「オスカー名誉賞」トム・クルーズ 「映画製作は私の生き方そのものだ」

Posted November. 19, 2025 09:10,   

Updated November. 19, 2025 09:10


「映画を作ることは仕事ではない。自分そのものだ」

アカデミー賞で4度ノミネートされながら受賞に届かなかったハリウッドスター、トム・クルーズさん(63)がアカデミー名誉賞を受賞した。デビュー44年目にして初めて手にするオスカーだ。

17日(現地時間)、AP通信などによると、クルーズさんは前夜、米ロサンゼルスのハリウッド「レイ・ドルビー・ボールルーム」で開かれた第16回ガバナーズ賞で同賞を受けた。米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)理事会が選定するアカデミー名誉賞は、映画界で生涯にわたり優れた業績を残した人物に授与される。

クルーズさんが登壇すると、会場にいた映画関係者たちは約2分間にわたりスタンディングオベーションを送り、スティーヴン・スピルバーグ監督や俳優のレオナルド・ディカプリオさんらも満面の笑みで祝福した。

目を潤ませたクルーズさんは「映画は私を世界へと連れて行ってくれます。違いを認め、尊重することを教えてくれるとともに、私たちが共有する人間性、私たちがどれほど多くの点で似ているかを見せてくれる」と語り、「そして映画館では、出自に関わらず、共に笑い、共に感じ、共に希望を抱きます」と述べた。

「それこそが映画が重要である理由です。映画への私の愛は幼い頃に始まりました。人間を理解し、キャラクターを作り、物語を伝えたいという渇望が燃え上がったのです。私はただ、その情熱にずっと従ってきたにすぎません」

アクション映画では多くのスタントを自らこなすクルーズさんは「映画をより強力にするためにできることは何でもする」としつつ、「ただ、もう骨が折れることがないよう願っています」と笑いを誘った。

今年6月、アカデミー側は名誉賞選定の理由について「クルーズさんは歴史上最もよく知られ、最も高い興行収益を上げてきた俳優の1人だ。映画制作への驚異的な献身、劇場体験への揺るぎない信念、スタントコミュニティへの貢献は私たち全員にインスピレーションを与えた」と絶賛した。

1981年にデビューしたクルーズさんはこれまでアカデミー賞とは縁がなかった。映画「7月4日に生まれて」(89年)、「ザ・エージェント」(96年)、「マグノリア」(99年)で主演男優賞または助演男優賞にノミネートされたが受賞には至らなかった。2022年には「トップガン:マーヴェリック」が作品賞にノミネートされ、プロデューサーとして名を連ねたものの涙をのんだ。

クルーズさんにトロフィーを手渡したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は「これは彼にとって初のオスカーだが、私が見てきた限りでは、間違いなく最後ではない」と語った。映画「バードマン」で知られるイニャリトゥ監督とクルーズさんが手掛ける新作映画「Judy」(仮題)は来年公開される予定だ。


キム・テオン記者 beborn@donga.com