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検察、文在寅氏夫人「衣装費疑惑」で警察に再捜査要請

検察、文在寅氏夫人「衣装費疑惑」で警察に再捜査要請

Posted November. 04, 2025 09:41,   

Updated November. 04, 2025 09:41


検察が、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏が青瓦台(大統領府)の特別活動費で衣装を購入したとする「衣装費疑惑」を無嫌疑処分にした警察に対し、事件の再捜査を要請した。

3日、法曹界によると、ソウル中央地検は先月29日、特定犯罪加重処罰法上の国庫損失容疑などで告発された金氏の事件について、警察に再捜査を求めた。検察は、警察が無嫌疑とする意見を出した事件記録を検討した結果、改めて調べるべき部分があると判断したという。

これに先立ち、金氏は文氏の海外歴訪などで高価な衣装を着用していたが、政界ではその衣装購入に青瓦台特別活動費が使われたとの疑惑が浮上していた。これを受け、市民団体「庶民民生対策委員会」が2022年3月、金氏を国庫損失容疑などで告発した。当時青瓦台は「大統領夫人の衣類購入目的で特活費など国家予算を使用した事実はなく、私費で負担した」と説明した。しかし衣装代を含む儀典費用については、韓国納税者連盟が情報公開訴訟を提起したにもかかわらず、公開しなかった。

事件を捜査したソウル警察庁は今年7月、金氏を無嫌疑処分とした。警察は、金氏が衣装代を支払う際「韓国銀行官封券」を使用した事実を把握して資金の流れを追跡したが、青瓦台特活費とみなす証拠は不足していると判断した。韓国造幣公社に確認した結果、流通経路の特定が不可能であり、関係者も資金の出所を知らないと供述したことが判断の根拠だった。


コ・ドイェ記者 ソン・ジュンヨン記者 yea@donga.com