
米国のバイデン前大統領(82・写真)が、自身の大統領任期(2021年1月〜25年1月)を扱った回顧録を契約金1千万ドル(約137億ウォン)で出版することになった。民主党出身のクリントン元大統領の『マイライフ』(04年・1500万ドル)やオバマ元大統領の『約束の地』(17年・6千万ドル)に比べて契約金が大幅に少ない。09年のジョージ・W・ブッシュ元大統領の回顧録(『決断のとき』)と契約金は同額だが、物価上昇率を考慮すればブッシュ氏よりも低い評価という見方が多い。バイデン氏の人気の低さを示す結果と解釈されている。バイデン氏は在任中、物価高騰や新型コロナウイルス感染拡大などに適切に対応できなかったという批判を受け、認知能力を含む健康上の問題も疑われてきた。
23日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、バイデン氏は最近、米出版大手アシェット・ブック・グループと契約を結んだ。NBCテレビは、バイデン氏が今年3月、回顧録執筆のためにブリンケン元国務長官、サリバン元大統領補佐官(国家安全保障担当)らと連絡を取ったと報じている。書名と出版日は未定だ。
バイデン氏が回顧録で、再選の挑戦と撤退の背景を詳細に語るかが注目される。バイデン氏は任期中に前立腺がんや認知低下など深刻な健康問題を抱えながらも、昨年再選に挑戦したという疑惑を受けてきた。バイデン氏は昨年6月、共和党候補だったトランプ大統領とのテレビ討論で惨敗し、候補辞退を表明したが、認知能力に問題があると指摘されていた。今年5月には前立腺がんの診断を受けたことを公表したが、在任中にこれを隠していたという批判もあった。
回顧録の出版は、バイデン氏が所属する米大手エージェンシー「クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー(CAA)」が代理した。CAAは俳優メリル・ストリープ、ブラッド・ピット、スティーブン・スピルバーグ監督、MLBのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手らが所属する事務所だ。CAAは、バイデン氏が17年に出版した長男ボー氏の死を扱った回顧録『約束してくれないか、父さん』の広報も担当した。
林賢錫 lhs@donga.com






