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1年で3倍に跳ね上がったコスピ7384…上昇エンジンもリスクも半導体

1年で3倍に跳ね上がったコスピ7384…上昇エンジンもリスクも半導体

Posted May. 07, 2026 09:07,   

Updated May. 07, 2026 09:07


韓国総合株価指数(コスピ)が「夢の大台」7千台に乗せた。三星(サムスン)電子とSKハイニックスの「半導体ツートップ」が牽引したコスピ時価総額も、13カ月で3.2倍になった。天井知らずに跳ね上がる株価に投資家は歓喜しているが、一方で近くピークを打ち下落に転じるのではないかとの不安も高まっている。ホルムズ海峡を巡る米国とイランの対立も、株式市場と実体経済を揺るがしかねないリスク要因だ。

6日のコスピは前営業日比6.5%高の7384.56で取引を終えた。2月25日に史上初めて6千台を突破してから、わずか70日で7千台まで到達した。原動力はやはり半導体だった。個人投資家や機関投資家が利益確定のため売りに出した半導体株を外国人投資家が買い集め、株価を押し上げた。三星電子は14.6%高の26万ウォンを超え、SKハイニックスは10.9%上昇して160万ウォンの壁を突破した。三星電子は「時価総額1兆ドルクラブ」にも加わった。台湾TSMCに続き、アジアで2社目だ。

韓国政府が昨年から進めてきた「バリューアップ」政策と、人工知能(AI)大転換に伴う「半導体スーパーサイクル」が、韓国株式市場の爆発的成長をもたらした。今年に入ってからのコスピ上昇率は75.2%で、主要20カ国(G20)の中でも最高水準だ。1年前には0.89倍と主要国に比べて著しく低かった株価純資産倍率(PBR)も2倍を超え、慢性的な「コリアディスカウント」から脱した。空前の半導体営業利益が主導する「業績相場」という点で、韓国資本市場の体質が完全に変わったとの評価も出ている。

ただ、三星電子とSKハイニックスという「双発エンジン」への過度な依存はリスク要因でもある。両銘柄がコスピで占める割合は40%を超えた。高帯域幅メモリ(HBM)をはじめとするメモリ半導体の好況は当面続く見通しだが、海外AIデータセンターの投資・建設の遅延といった小さなニュース一つにも市場が大きく揺れ動くほど変動性が高まっている。

中東戦争も終わりそうで終わらない状況が続いている。世界の原油在庫は急減しており、仮に今すぐ戦争が終結しても、6月の国際原油価格の急騰は避けられそうにない。韓国の4月の消費者物価上昇率は2.6%で、21カ月ぶりの高水準となった。中央銀行が物価上昇に対応して基準金利引き上げに乗り出せば、高金利と相性の悪い株式市場は打撃を避けられない。投資家が熱狂を抑え、冷静さを取り戻すべき時だ。