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「金建希2審」担当判事、遺体で発見 「申し訳ない」遺書残す

「金建希2審」担当判事、遺体で発見 「申し訳ない」遺書残す

Posted May. 07, 2026 09:08,   

Updated May. 07, 2026 09:08


尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏のドイツモーターズ株価操作や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連金品授受事件の控訴審裁判長を務めた申宗旿(シン・ジョンオ)ソウル高裁判事(55)が6日、ソウル市瑞草区(ソチョク)の裁判所庁舎で死亡しているのが発見された。

ソウル瑞草警察署によると、申氏は同日午前1時頃、ソウル高裁庁舎5階の屋外テラスで遺体で発見された。警察は同日午前0時20分頃、家族からの通報を受けて庁舎に出動し、消防や裁判所庁舎の当直職員らと合同捜索を行い、申氏を発見した。警察は防犯カメラの映像などを総合し、転落による死亡と判断しており、死亡時刻は5日午後から6日午前1時の発見時までの間とみている。

現場では、「申し訳ない、自ら去る」との趣旨の簡潔な遺書も申氏の衣服から見つかった。最近まで担当していた裁判に関する言及はなかったという。警察は「現時点で犯罪の疑いは確認されておらず、今後も経緯を調べる予定だ」と明らかにした。

今年2月6日から金氏の事件の控訴審裁判長を務めていた申氏は、先月28日に金氏に懲役4年を言い渡した。1審で無罪とされた株価操作や、尹氏の任期開始前に旧統一教会側から802万ウォン相当のシャネルのバッグを受け取った疑いなどを有罪に覆し、量刑も重くなった。これに先立ち、1月28日の1審判決では金氏に懲役1年8カ月が言い渡されていた。金建希特検法が2審の判決期限を「1審判決日から3カ月以内」と定めたため、2審判決は訴状受理から81日で言い渡された。

1971年にソウルで生まれた申氏は、ソウル尚文(サンムン)高校とソウル大学司法学科を卒業後、司法研修院27期を修了した。2001年にソウル地裁議政府(ウィジョンブ)支部判事として裁判官生活を始め、ソウル西部地裁、大法院(最高裁)裁判研究官、ソウル高裁、大邱(テグ)高裁などを経て、今年2月に再びソウル高裁に赴任し、汚職事件を担当する刑事15部に在籍した。22年10月には、国家人権委員会による「強制北朝鮮送還事件」陳情却下措置は不適切だとする判決を下した。また、ソウル地方弁護士会選定の「2023年優秀法官」にも選ばれた。

申氏は、原則を重視する刑事裁判の専門家として知られていた。大学同窓のある部長判事は、「刑事裁判を長年担当してきた専門家で、仕事を厭わず誠実に取り組むタイプだった。人柄も立派で、先輩後輩からの信望も厚かった」と語った。現在ソウル高裁に勤務する別の判事は、「普段はつらさを表に出さない人だった」としつつ、「特検事件が相次ぎ、内乱専担裁判部まで新設され、刑事15部の業務負担は大きかった」と話した。


ソン・ヘミ記者 キム・ダイン記者 1am@donga.com