
今年もスコッティ・シェフラー(29、米国)の天下だ。
103週連続で男子ゴルフ世界ランキング1位の座を守っているシェフラーが、今季米男子ツアー(PGA)のメジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権を制した。
シェフラーは19日、米国ノースカロライナ州のシャーロットにあるクエイル・ホロークラブ(パー71)で行われた「全米プロ」第4ラウンドで、4バーディー4ボギーでイーブンパーをマーク。最終日にスコアを伸ばすことはできなかったが、通算11アンダー273を記録したシェフラーは、ハリス・イングリッシュ(36)とブライソン・デシャンボー(32)、デービス・ライリー(29、以上米国)ら2位グループを5打差で大きく抜いて「ワナメーカートロフィー」を獲得した。
2022年と2024年に、メジャー戦のマスターズで2度優勝したシェフラーは、同日の優勝で通算3度目のメジャータイトルを獲得した。今季2勝目で通算15勝目。優勝賞金は342万ドル(約47億8000万ウォン)。
シェフラーにとってこの日の優勝が何よりも特別だったのは、昨年の悪縁を断ち切ったからだ。シェフラーは昨年、同大会第2ラウンドに出場するため、会場に向かう途中、進入を止める警察に暴行を加えたとして逮捕された。留置場で「マグショット」まで撮影してから釈放され、第2ラウンドに出場したが、8位タイで大会を終えた。しかし1年後に優勝し、悪い記憶を吹き飛ばした。シェフラーは「思ったよりは打数が多かった。しかし、必要な時に一歩ずつ進み、優勝という特別な結果を作ることができた」と話した。
韓国勢ではキム・シウ(30)が8位タイ(4アンダー、280)で最高成績だった。デビュー後初めてメジャー戦トップ10に名を連ねたキム・シウは、大会上位15位以内の選手に与えられる来季の全米プロの出場権を与えられた。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com