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来年のW杯入場券が高騰 韓国3試合で最低86万ウォン

来年のW杯入場券が高騰 韓国3試合で最低86万ウォン

Posted December. 13, 2025 09:09,   

Updated December. 13, 2025 09:09


2026年北中米(米国・カナダ・メキシコ)ワールドカップ(W杯)の入場券価格が大幅に上昇し、現地観戦を望むサッカーファンから不満の声が上がっている。決勝戦のチケット価格は、2022年カタール大会と比べて最大5倍以上に跳ね上がった。

国際サッカー連盟(FIFA)は12日から公式サイトを通じて入場券の購入申し込みを受け付けている。1人当たり1試合につき最大4枚まで申請可能で、抽選で当選者を決め、来年2月中にメールで通知する予定だ。

AP通信によると、来年大会の決勝戦チケットは最高8680ドル(約1278万ウォン)に達する。これは、2022年カタール大会決勝の最高額(1600ドル)の5倍を超える値段だ。米国が単独開催した1994年大会の決勝戦の最高額は475ドルだった。

FIFAが今大会から導入した「変動価格制」が、価格高騰に拍車をかけている。需要予測に応じて価格が変動する仕組みで、注目度の高い試合ほど高額に設定される。欧州のサッカーファン団体「フットボール・サポーターズ・ヨーロッパ(FSE)」は声明で、「チケット価格は常軌を逸している。W杯を支えてきたファンの貢献を無視している」と批判した。

北中米W杯の座席カテゴリーは1〜4に分かれるが、韓国が第1戦と2戦を戦うメキシコ・グアダラハラのアクロン・スタジアムと、第3戦が行われるモンテレイのBBVAスタジアムには、最も安価な「カテゴリー4」の座席が設定されていない。韓国ファンが購入できる最安値は「カテゴリー3」となる。

欧州プレーオフ(PO)パスD勝者と対戦する第1戦のカテゴリー3は180ドル、開催国メキシコとの第2戦は265ドル、南アフリカとの第3戦は140ドルだ。韓国のグループリーグ3試合をすべて現地で観戦する場合、最も安い座席でも計585ドル(約86万ウォン)が必要となる。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com