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中古ベントレーやポルシェで故意に衝突、6500万ウォンの保険金詐欺

中古ベントレーやポルシェで故意に衝突、6500万ウォンの保険金詐欺

Posted April. 29, 2025 08:36,   

Updated April. 29, 2025 08:36


高価な外車を中古で購入後、故意に交通事故を起こし、数千万ウォンの保険金を受け取った犯行グループが警察に捕まった。

28日、京畿道一山(キョンギド・イルサン)西部警察署は、保険詐欺防止特別法違反の容疑で、20代の男性チョン某容疑者など10人を10日、検察に送検したと明らかにした。彼らは高価な外車2台を利用して事故を起こし、保険金約6500万ウォンを騙し取った容疑が持たれている。

警察によると、主犯のチョン容疑者らは、事前に外車のベントレーとポルシェを中古で購入後、誰でも簡単に加入できる総合保険に加入した。その後、昨年4月5日、人通りの少ない明け方、京畿道高陽市一山西区(ソグ)の道路で、点滅信号で停車していたポルシェをベントレーが追突するやり方で事故を起こした。

彼らは、偶然に事故が起きたかのように見せかけ、現場で保険会社に事故を受け付け、車両修理費と治療費などの名目で保険金を受け取った後、分け合った。これを怪しいと思ったこの保険会社が警察に捜査を依頼し、警察は車両のドライブレコーダーと防犯カメラなどを調べた。

捜査の結果、ドライブレコーダーには犯行グループが犯行について交わした対話内容が一部残っており、事故前に2台の車両が並んで運行し、犯行場所を物色する場面も捉えられていた。彼らは捜査網を避けるために、犯行の全過程でテレグラムを使った。

このグループは、近隣の先輩・後輩や親戚など親交があった間柄で、最近生活苦のため犯行に加わったことが明らかになった。共犯を募集したチョン容疑者は、特別な職業もなく以前も保険金詐欺の前歴があることが明らかになった。警察の関係者は、「保険金詐欺の動向を分析し、民間および関連機関との疎通を通じて犯罪に厳しく対応する」と話した。


イ・スヨン記者 lotus@donga.com