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強いドルに為替相場が乱高下、取引中1ドル=1356ウォンの今年最安値

強いドルに為替相場が乱高下、取引中1ドル=1356ウォンの今年最安値

Posted September. 28, 2023 09:25,   

Updated September. 28, 2023 09:25

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世界中に金利高の長期化の懸念が広がり、連日のようにウォン安が続いている。政府は外国為替市場への介入を示唆し、「急場しのぎ」に乗り出している。

27日、対ドルのウォン相場は前取引日より1ドル=0.8ウォン安の1ドル=1349.3ウォンで取引を終え、終値基準では年中最安値を更新した。為替相場は同日、取引中1ドル=1356.0ウォンまでウォン安ドル高が進んだが、これは昨年11月21日(1ドル=1356.6ウォン)以来10ヵ月ぶりの最安値である。

外国為替市場は最近、米国中央銀行連邦準備制度(FRB)の金利高の長期化の予測を受け、ドル高が続き、大きく動揺している。最近、米国連邦政府の「シャットダウン」(一時的業務停止)の懸念が大きくなったのも、金融市場の不安を増大させる要因となっている。

金利高の見通しが広がり、米国10年物の国債金利は前日、一時4.56%を超え、2007年以降16年ぶりに最高値を更新した。世界6ヵ国通貨に対するドルの価値を示すドルインデックスも106.21で、昨年11月30日以降最高値を記録した。

政府は、為替変動性が大きくなれば対応に乗り出すとしており、外国為替市場への介入の可能性を示唆した。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副総理兼企画財政部長官は同日、「特別な要因なしに投機的な流れが現れたり、市場不安が激しくなったりすれば、当局が対応に乗り出す」と話した。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com