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「十四使徒図」など明洞大聖堂には石窟庵から霊感を受けたキリスト教美術品がある

「十四使徒図」など明洞大聖堂には石窟庵から霊感を受けたキリスト教美術品がある

Posted September. 15, 2023 08:41,   

Updated September. 15, 2023 08:41

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ソウル明洞(ミョンドン)大聖堂の中に欧州の聖堂に劣らないキリスト教美術品が多いことを知っている人は多くない。16日から11月11日まで聖堂内の美術品について説明してくれる「明洞(ミョンドン)大聖堂のカトリック美術の話、ドーセント(docent)プログラム」の下半期ツアー(毎週水、土曜日)が運営される。ドーセントツアーは2019年春にスタートしたが、新型コロナ禍で中断され、昨年下半期から再開された。明洞大聖堂の美術品を調べた。

聖堂の正面中央にある祭壇の後ろを覆っている「十四使徒図」は韓国教会美術の開拓者であり、ソウル大美術学部長を務めた画家の張勃(チャン・バル)さん(1901~2001)が1926年に完成した作品だ。イエスの十二弟子のほかに初期教会の基礎を築いたパウロとバルナバを含めたもので、顔を描くとき、当時に活動していた司教と司祭をモデルにした。張さんは、慶州(キョンジュ)の石窟庵(ソックラム)を訪問した際、釈迦牟尼仏の周り壁に施された10大弟子像のレリーフを見て、霊感を受けたという。

ステンドグラスは19世紀にフランスのトゥールーズにある代表的なステンドグラス制作会社であるジェスタの工房の作品で1898年に設置された。聖堂正面の祭壇の後ろにある15段ステンドグラスは、イエスの生涯を黙想するカトリック教会のロザリオの祈りとそれぞれの段をテーマに描写した。トランセプト(transept=キリスト教会の内部にある十字架ネイブに交差する場所)の左右にある作品はそれぞれ「イエスと十二使徒」、「イエス・キリストの誕生と東方博士の礼拝」を表現した。

青銅で作られた聖堂の門は世の中と聖なる場所とを区分けする役割をする。明洞大聖堂正面の3つの門のうち、中央門は作家のチェ・ウィスンさんが1987年に完成したもので、初期韓国教会の重要な事件を浅いレリーフで表現した。一番上には、韓国で初めてミサを執り行った中国人の周文謨神父と韓国語教理書(司教要旨)を編纂した明道会のチョン・ヤギョン会長が描かれている。

明洞大聖堂の北側司祭館前にある庭園には彫刻家のチャン・ドンホさんが1994年に製作したイエス様頭像「イエス死刑判決を受ける」がある。 死刑判決を受けた当時、苦しいイエス・キリストの姿をよく描写したという評価を受けている。

ドーセントプログラムに参加すれば、この他にも「79位福者画(油彩画)」「ヨハネ・パウロ2世教皇(レリーフ)」「明礼坊(ミョンレバン)カトリック集会図」など20点余りのキリスト教美術が見られる。申し込みや詳細については、インターネットホームページ(cc.catholic.or.kr/docent/) )を参照。


李鎭求 sys1201@donga.com