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KBLが「選手給与未払い」のデイワンを除名、リーグ創設以来初

KBLが「選手給与未払い」のデイワンを除名、リーグ創設以来初

Posted June. 17, 2023 08:07,   

Updated June. 17, 2023 08:07


選手団の給与未払いなど財政問題で何度も物議をかもしてきたプロバスケットボール「デイワン」がリーグから除名された。

韓国バスケットボール連盟(KBL)は16日、理事会と総会を相次いで開き、デイワンの会員資格をはく奪した。1997年にプロバスケットボールが創設されて以来、リーグ参加の球団が除名されたのは初めて。KBLは、「デイワンは昨年のクラブ創設以来、継続して財政問題を起こし、毎度約束を破ったためクラブを正常に運営する意思や能力がないと最終結論を下した」と明らかにした。

KBLはまた、「デイワンは選手たちの給与未払い問題などを解消するどころか、偽りと無責任な態度で一貫し、リーグの信頼と安定性を損ねた」とし、デイワンのパク・ノハ財務総括代表と許載(ホ・ジェ)スポーツ総括代表に法律的責任を問う考えを示した。

オリオンを買収して昨年8月に創設されたデイワンは、リーグ加入費の性格を持つ特別会費(計15億ウォン)の1次納付金5億ウォンを期限内に納めていないなど、昨シーズン開幕前から問題を起こしていた。親企業の大宇(テウ)造船海洋建設の経営難で、今年2月からは選手団の給与も払えなかった。デイワンは先月31日に開かれたKBL理事会で、選手団の給与未払いなどの問題を解決するための資金調達計画などについて説明し、今月15日まで半月間の時間を稼いだが、結局除名を避けられず1シーズンでリーグから締め出された。

KBLはデイワンを買収する企業を探すことにした。KBLは、「釜山(プサン)市が男子プロバスケットボールチームを誘致する意向を示しているので、まずは釜山市と共に新しい買収企業を探す方策について議論する計画だ」と話した。買収企業が見つからない場合、デイワン所属選手18人全員を対象に来月21日、特別ドラフトを実施することにした。デイワンを除いた残りの9チームが選手2人ずつ指名する方式だ。買収企業が現れなければ2023~2024シーズンは9チーム体制でリーグが行われる。


任寶美 bom@donga.com