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人民日報の記事で「習近平」の名前が欠落、「配送停止」

人民日報の記事で「習近平」の名前が欠落、「配送停止」

Posted April. 05, 2023 08:50,   

Updated April. 05, 2023 08:50

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中国内の最高権威を誇る中国共産党機関紙「人民日報」が最近、論評記事で習近平国家主席の名前を欠落させ、配送を緊急停止する事故が起きた。

4日、香港紙「明報」によると、先月30日夜、人民日報に掲載された「団結と奮闘だけが中国人民が歴史の偉業を創造する唯一の道」というタイトルの論評で、「同志を中心とする党中央が...」という文の前に入るはずだった習氏の名前を欠落させた。「習近平同志」と書くべきなのに「同志」とだけ書いたのだ。

人民日報は誤謬の事実を把握した直後に配送を中止し、印刷済みの分はすべて破棄したが、一部はすでに配送され回収できなかったという。中国当局は、人民日報の購読先に習氏の名前が欠落した新聞を封印・廃棄しなければならず、外部に流出してはならないという通知文を送ったという。しかし、むしろこの過程で「欠落事故」のニュースが急速に広まり、該当紙面を撮影した写真まで拡散した。明報は、「今回の事故が外部に知られ問題になったため、責任者の問責は避けられないだろう」と伝えた。

人民日報は2010年12月30日付けでも、温家宝首相の名前の最後の「宝」を「室」と誤表記した記事を掲載した。その後、日本メディアは「温首相の漢字の誤字で人民日報関係者17人が処分を受けたという噂がある」と報じた。


金祺容 kky@donga.com