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残ったのは手足の爪だけ、韓国戦争の参戦勇士が70年ぶりに家族のもとへ

残ったのは手足の爪だけ、韓国戦争の参戦勇士が70年ぶりに家族のもとへ

Posted November. 09, 2022 08:14,   

Updated November. 09, 2022 08:14

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韓国戦争で共産軍と戦って戦死した元国軍勇士が、70年余りぶりに家族の元に帰った。8日、国防部の遺体発掘監視団によると、2020年7月、江原道平昌郡新里(カンウォンド・ピョンチャングン・シンリ)で収拾された元国軍の遺体はソン・ビョンソン陸軍下士と確認された。仁川市甕津郡(インチョンシ・オンジングン)出身のソン下士は、15歳の時に父親を亡くし、母親と妹の責任を負う実質的家長であり、20歳で結婚して家庭を築いた。韓国戦争が勃発すると、1歳が過ぎたばかりの末娘など幼い2人の娘を残して、国軍第7師団3連隊所属で入隊し、1951年3月6~12日に平昌郡一帯の下珍富里(ハジンブリ)付近での戦いに参戦した。

当時、故人が属した第7師団第3連隊は、平昌郡蚕頭山(チャムドゥサン)と白積山(ペクチョクサン)を経由して共産軍を撃退し、平昌郡束沙里(ソクサリ)と下珍富里の奪還に成功したが、故人はこの戦いで散華した。

それから69年後、左腕の骨など故人の一部の遺骨や戦闘靴、鷲模様のボタンなどの遺品が発掘された。軍は、遺伝子(DNA)鑑識などを経て身元を確認したという。

故人の長女のソン・ヒョスクさんは、「戦争当時は父親の手足の爪だけが戻ってきて、探さなければならないと思ったが、永遠に見つからないかと思って祈った」とし、「国と国防部が探してくれて本当にありがたい」と話した。さらに、「(父は)火事が起きた近所から子供たちを助けて火を消すなど、自分のことは気にせず他人のために献身していた人だった」と振り返った。

軍は9日、仁川にある遺族の自宅で、「護国の英雄帰還行事」を開き、1954年に授与が決定されても渡せなかった故人の花郎武功勲章を遺族に贈られる予定だ。


尹相虎 ysh1005@donga.com