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「デザイナーのためのAI」LGが米パーソンズとパートナシップ締結

「デザイナーのためのAI」LGが米パーソンズとパートナシップ締結

Posted September. 14, 2022 08:45,   

Updated September. 14, 2022 08:45

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「子供の童話に使えそうなキツネのキャラクターを描いてみようか」

童話のデザイナーがこのように話すと、人工知能(AI)が紫色の背景の中の硬い表情のキツネを作り出す。また「もう少し柔らかい画風の親近感を感じたい」と指示すると、もこもこした外見ににっこり笑うキツネに変わる。続けて「童話に使うにはあまりにも現実的だ」「もう少し華やかで油絵の感じで行ってみよう」と再度話すと、可愛くて暖かい雰囲気のキツネの挿絵が完成した。

LGが、世界の3大デザインスクール「パーソンズ」と手を組んで、AIを基盤にこのような多様な創作活動に乗り出す。LGAI研究院は、米ニューヨークのパーソンズキャンパスで、「LG・パーソンズクリエイティブAIリサーチパートナーシップ」を締結し、今後、パーソンズとAI創作プラットフォーム「EXAONEアトリエ」サービスの高度化について協力することにしたと、13日明らかにした。

頭脳の役割をするLGの超巨大AI「EXAONE」を搭載して開発したEXAONEアトリエは、先月発売された。テキストと結合した高解像度イメージ3億5000万枚以上のデータを学習した。言語の脈絡も理解でき、一言で言えば7分で256枚の高解像度のイメージを生成することができる。

LGAI研究院側は、「新しくて斬新なイメージを探すのに飢えているデザイナーたちのためのAIだ」とし、「自分の頭の中でぐるぐる回るアイデアを現実で視覚化するのに多くの時間を費やしているという点に着目した」と紹介した。

LGAI研究院は、パーソンズとデザインや芸術領域で活用できる案を共同研究する計画だ。専門デザイナーのアイデアを視覚化する技術だけでなく、中長期的にAIをどのような方法で芸術に融合できるかをめぐり、新しい方法論も模索するという構想だ。LGAI研究院はこのため、デザイナーが写真と絵、音声、映像など日常で向き合う様々な形の情報をプラットフォームに記録し、EXAONEがこれを学習できるように設計した。

LGAI研究院とパーソンズは、17日から2日間、ハッカソン(出品行事)を行い、商用化に乗り出す。パーソンズの学生たちが具現したがるデザインをEXAONEアトリエで作業後、その結果を発表する行事だ。また、両機関が共に、「人間とAIのデザイン協業事例と可能性」をテーマにシンポジウムを開く予定だ。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com