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中国、西海でまたも軍事演習…場所を4ヵ所から8ヵ所に拡大

中国、西海でまたも軍事演習…場所を4ヵ所から8ヵ所に拡大

Posted August. 19, 2022 09:15,   

Updated August. 19, 2022 09:15

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中国が19日まで西海(ソヘ・黄海)で追加の軍事演習を行うことを明らかにした。22日に始まる韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)自由の盾」(UFS・乙支フリーダムシールド)の演習本番を控え、西海での演習地域を増やして韓米を牽制する構えだ。

中国威海海事局は18日、山東省青島付近の海域で17日午前8時半から19日午後5時まで軍事演習を実施するとし、民間船舶の進入を禁止することをホームページで明らかにした。同地域は韓国から近い山東半島近隣の海域。これに先立ち大連海事局は14日、白翎島(ペクリョンド)から100キロ離れた西海北部で20日12時まで軍事演習をすると明らかにした。韓米合同軍事演習の本演習の開始を控え、当初西海4ヵ所だった中国軍演習の地域が8ヵ所に増えた。

中国当局の発表によると、「台湾包囲」軍事演習が終了した7日以降も、20日までの13日間西海軍事演習が継続される。韓国に配備された高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の「3不1限」を要求して韓米の亀裂を図っている中国は、西海軍事演習を同時に実施することで、韓米演習を牽制する狙いがあるとみられる。

中国軍は17日、極東地域で近くロシアが実施する大規模軍事演習「ボストーク(東方)2022」に参加することを明らかにした。米国は、「ロシアの制裁回避を助ける中国の軍事支援を懸念する」とし、「中国の(ロシア支援の)結果を明確に示した」と警告した。今年の中ロ合同軍事演習は、バイデン米大統領の5月のアジア歴訪時に実施された東海(トンへ、日本海)合同軍事演習に続き2度目。朝日新聞は、今回の演習地域に、日本とロシアが領有権を争う千島列島が含まれる可能性があると報じた。


金祺容 kky@donga.com