来年上半期から住民証がなくても携帯電話で身分確認

行政安全部は２８日、来年上半期（１～６月）から住民登録証がなくても携帯電話で身分確認が可能な「住民登録証モバイル確認サービス」の構築事業を推進すると発表した。

まずは「政府２４」のモバイルアプリケーション（アプリ）のインストールが必要となる。スマートフォンで「政府２４」のアプリを立ち上げ、本人確認の手続きを経てログイン後、出てくる画面から、「住民登録証モバイル確認サービス」を選ぶ。△住民登録証の確認、△住民証の真偽確認、△紛失申告及び再発行、△住民証拾い照会の中から、希望するサービスが利用できる。

「住民登録証確認」を選べば、画面に氏名、生年月日、ＱＲコードが表示され、「詳細を見る」を押すと、住民登録証の実物に盛り込まれた情報がすべて画面に表示される。他の人から見せられた画面の内容が合っているかどうかも確認できる。「住民証真偽確認」を選んで表示されるカメラ画面で、ＱＲコードをスキャンすれば、真贋が判明する。

政府は請願書類の提出、資格認定証書の発給、コンビニ・飲食店での成人確認などにモバイル確認サービスを利用すれば、住民登録証の実物提示と同じ効果があると説明した。ただ、法令において身分証の提示を求める場合は不可能である。

政府関係者は、「住民登録証の収録内容をスマートフォンに保存するわけではないため、個人情報流出の懸念はない」とし、「法的根拠の用意のための住民登録法の改正も推進したい」と語った。


朴昌圭 kyu@donga.com