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ユネスコ登録の「世界遺産」祭典、来年8月に全国4地域で開催

ユネスコ登録の「世界遺産」祭典、来年8月に全国4地域で開催

Posted December. 22, 2020 08:16,   

Updated December. 22, 2020 08:16

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済州道金寧窟(チェジュド・キムニョン)窟、 龍泉(ヨンチョン)洞窟、水原市華城(スウォンシ・ファソン)、公州市松山里(コンジュシ・ソンサンリ)古墳群、安東市河回(アンドンシ・ハフェ)村…。

ユネスコに登録された世界遺産を公演、探訪、展示など多彩な方法で見ることのできる世界遺産祭典が、来年8~10月、△済州、△京畿道水原華城(キョンギド)、△百済歴史遺跡地区(公州・扶余・益山)、△安東(アンドン)の全国4つの地域で開かれる。

今年初めて開かれた世界遺産祭典は、人類の資産である世界遺産の価値を共に享受するために設けられた。今年は済州の火山島と溶岩洞窟、韓国の書院(陶山書院、紹修書院、藍渓書院の9カ所)、慶州(キョンジュ)歴史遺跡地区の計3地域で7~9月に開かれた。

来年の行事は、文化財庁や韓国文化財財団、各地方自治体が共同で行う。済州は、「生命の循環」をテーマに城山(ソンサン)日出峰、拒文(コムン)丘溶岩洞窟系などで10月に「済州火山島と溶岩洞窟群」のイベントを行う。普段公開しないベンディ窟、金寧窟、龍泉洞窟、タンチョムル洞窟などをイベント期間中だけは見ることができる。これらの洞窟を見学する特別探検隊を立ち上げる一方、展示やアートプロジェクトも準備する計画だ。

慶尚北道・安東(キョンサンブクド・アンドン)では河回村・陶山(トサン)書院・屏山(ビョンサン)書院・鳳停寺(ポンジョンサ)で、「受容と創意」をテーマに9月にイベントを行う。スローガンは、「安東が作った世界遺産、未来を作る人類の価値」。河回村の芙蓉台で長く並べられた落ち火から落ちる花火を見て、音楽とともに楽しむソニュ落ち火遊びをする。陶山書院と屏山書院は夜間開放し、書院文化を体験するプログラムを運営する。

公州公山城と松山里(ソンサンリ)古墳群、扶余定林寺址(プヨ・チョンリムサジ)と陵山里(ヌンサンリ)古墳群、益山弥勒寺址(イクサン・ミルクサジ)と王宮里(ワングンリ)遺跡からなる百済歴史遺跡地区では、「輝かしい遺産、AGAIN百済へ」をテーマに、伝統公演と先端技術を融合させた様々なプログラムを8月に実施する。ドローンパフォーマンス、創作ミュージカル、創作歌舞楽劇、合唱公演を準備している。公州宣鶴里(ソンハクリ)チゲ遊び、恩山(ウンサン)別神祭、裡里(イリ)農楽など無形文化財と創作国楽も融合して披露する計画だ。

水原華城では、「水原華城儀軌が生きている」をテーマに、9月と10月にイベントが開かれる。正祖大王の御幸をはじめ、演戯である「落成宴」を再現する。夜間軍事訓練「夜操」も披露する。水原華城が築城される様子を、メディアファサードを通じて城郭に再現し、正祖の人生をテーマに光を利用したライトアート作品も展示する予定だ。音楽会や子供人形劇、朝鮮時代の武科試験を再現するイベントも準備している。

キム・ジョンスン文化財庁活用政策課長は、「新型コロナの状況でも今年開かれた世界遺産祭典は、市民から高い反響を得ており、観光産業を活性化する火種をつける役割を果たした」とし、「来年も地域別に個性がはっきりしたプログラムを用意し、世界遺産をより身近に感じて体験できるようにすることで、地域の代表的な文化観光資源として作りたい」と語った。


孫曉林 aryssong@donga.com