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俳優のファン・ジョンウムさん、三角損賠償に巻き込まれる

俳優のファン・ジョンウムさん、三角損賠償に巻き込まれる

Posted January. 29, 2013 08:07,   

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09年、MBCシットコムの「屋根を突き破ってハイキック」に出演して人気を集めた俳優ファン・ジョンウムさんには、当時の広告業界で「完販女(ワンパンニョ、製品を完全に売りさばく女性)」という修飾語がつけられた。彼女が広告を撮影した製品はオン・オフラインで飛ぶように売れた。

このような人気を追い風に、09年11月、ファンさんは日本の女性衣類ブランドである「エゴイスト」を輸入する会社と7000万ウォンで6ヵ月間衣装と靴の専属広告を撮る契約を結んだ。会社側はファンさんが広告した製品を「ファン・ジョンウムライン」に束ねて販売し、全て売り切れになるほど反応が良かった。

契約期間だった10年3月、ファンさんはLGファッションの「ヘジス・アクセサリー」と追加で広告契約を結んだ。活動期間6ヵ月にモデル料は1億5000万ウォンだった。契約内容には「他社のカバン、財布、ベルトなどアクセサリ類の広告は撮らない」という条件があった。前のエゴイストと結んだ契約では衣装と靴だけを広告する契約であったため、問題はないように見えた。

しかし、LGファッションは10年4月ごろ、ファンさんを相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。当時、エゴイストのカバンを持つファンさんの広告(写真)がインターネットや新聞、ポータルサイトなどを通じて広がり、LGファッション側が問題視したものだ。ファンさんは結局訴訟で負け、LGファッション側に3億2000万ウォンを賠償した。

ファンさんの所属会社のコアコンテンツメディア(株)は、エゴイストの輸入会社を相手取ってソウル中央地裁に訴訟を提起した。契約にカバンの広告は含まれていないのに、カバンを持った姿を広告した結果LGに賠償することになったので、これを補填しろということだった。裁判所はファンさんの手を挙げた。ソウル中央地裁民事合意13部(部長判事ハン・ギュヒョン)は、ファンさんの主張を受け入れて、「会社がファンさんに2億5900万ウォンを賠償するように」と判決した。ファンさんは勝訴したが、結局6000万ウォン程度を損したわけだ。



coolup@donga.com