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専用機43台に公館と別荘は20軒、野党首脳がプーチン大統領の「超豪華特典」を暴露

専用機43台に公館と別荘は20軒、野党首脳がプーチン大統領の「超豪華特典」を暴露

Posted August. 30, 2012 08:34,   

7万5000ドル(約8500万ウォン)もの便器が取り付けられている高級飛行機、教会やヘリポートまで備わっているソウル汝矣島(ヨイド=2.9平方キロメートル)面積の3倍以上の別荘…。ほかならぬ「現代版ツァーリ」といわれているブラジーミル・プーチン大統領(写真)が享受している「超豪華な特典」だ。

ロシア副首相を経験した野党・国民自由党のボリス・ネムチョフ議長や連帯運動所属のレオニート・マルティニュークは28日、「ガレー船奴隷の生活」という32ページの報告書で、このようなプーチンの豪華な生活を暴露した。プーチンが08年、2度目の大統領任期を終え、「8年間、朝から晩まで全力を尽くしたガレー船の奴隷のように一所懸命働いた」と主張したことを皮肉って、同報告書のタイトルをつけたと、英紙ガーディアンなどが報じた。

同報告書によると、プーチン大統領の年収は計11万5000ドル(約1億3000万ウォン)、今年の大統領選挙の際に届けた個人資産は17万9612ドルに過ぎない。しかし、公館・別荘20軒、10億ドル相当の飛行機43台を始め、ヘリ15台、大型ヨット4台、時計11個などが、大統領の特典として与えられている。全て国民の税金で提供されたものだ。

スキー別荘や夏季別荘など、9軒の大統領別荘は00年、プーチンが政権の座についた後、新たに建設された。ロシア北東側のパルダイ湖畔に建設された別荘の大きさは、実に9.3平方キロメートルに達し、教会や映画館、プール、ボーリング場、ヘリポートなどを備えている。飛行機「イリューシンII−96」には、1800万ドルをかけて金や様々な宝石で客室を飾り、7万5000ドルものの便器を取り付けた。ヨット4台のうち最高級の「オリンピア」号は、5階建て規模で、プールや大理石の浴室などが設けられており、毎年、メンテナンスだけでも5000万ドルがかかる。スイスのブランド時計「ブランパン」やドイツブランド「アランゲウントゼーネ」など、プーチンがつけている時計11個は、販売価格で計68万7000ドルに上る。

同報告書は、「2000万人の国民がやっと食いつないでいくほどの金を稼いでいるが、大統領はずうずうしくも贅沢な生活を楽しんでいる」とし、「プーチンが狂的に権力に執着している理由も、富や豪華な生活を享受するためだろう」と批判した。



imsoo@donga.com