韓国の満65歳以上の高齢者は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で所得格差が3番目に広がっていることが分かった。経済活動をする18〜65歳は主要先進国と比べて、貧富の格差が大きくない反面、高齢者は国民年金など、社会安全網が不足して「貧しい老後」を迎えている。
8日、OECD統計によると、韓国の引退世代(65歳以上)のジニ係数は0.409で、メキシコ(0.524)、チリ(0.474)に次ぎ、34の加盟国の中で3番目に高い。所得不平等を示すジニ係数(0〜1)は1に近いほど貧富の格差が広いと解釈できる。
チェコ(0.188)、デンマーク(0.218)、ノルウェー(0.222)など、社会保障システムがよく整えられている欧州諸国は高齢者のジニ係数が低く、トルコ(0.399)、米国(0.386)、日本(0.348)なども韓国より高齢者の置かれている環境が良かった。
このような状況は、勤労年齢層(18〜65歳)のジニ係数と大きな違いを見せる。韓国の勤労年齢層のジニ係数は0.3でOECD平均(0.311)より低かった。勤労年齢層は所得分配の不平等な程度がOECD加盟国の平均より低いという意味だ。勤労年齢層のジニ係数はチリが0.496と最も高く、メキシコ(0.469)、トルコ(0.403)、米国(0.37)、イスラエル(0.359)の順だった。
韓国の高齢者のジニ係数が高いのは、国民年金が1998年に初めて導入されて、相当数の高齢者が年金をもらえないなど、公的年金の体系がきちんと整えられていないためだ。基礎老齢年金も月9万4000ウォンで十分でない。企画財政部の関係者は、「高齢者の人口に今範囲の福祉死角地帯が存在するのが現実だ」とし、「個人年金の活性化など老後所得保障体系の整備に向けて、多様な努力をしている」と話した。
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