国防部は3日、チェ・ウォンイル元艦長(海軍中佐)ら、哨戒艦「天安」沈没事件関連で立件した指揮官4人に対し、刑事処罰せず、懲戒処分にする方針だ。
国防部検察団は同日、チェ元艦長や金ドンシク元第2艦隊司令官(海軍少将)、朴貞和(パク・ジョンファ)元海軍作戦司令官(海軍中将)に対し、起訴猶予の決定を下した。しかし、北朝鮮の潜水艇が、監視網から消えたという報告を速かにしなかった上、潜水艇の警戒に必要な適正速度を維持しなかったなど、警戒がずさんだったとし、戦闘準備の怠慢で懲戒を要請したことを明らかにした。
黄重善(ファン・チュンソン)元合同参謀本部作戦本部長(陸軍中将)に対しては、事故発生時間を海軍作戦司令部が報告した「午後9時15分」に変更せず、混乱を引き起こしたが、虚偽報告の証拠が不十分という理由で不起訴処分にし、指揮監督の責任を問い、懲戒を要請した。
検察団は、「潜水艇への警戒が怠慢だった作戦上の責任などを確認したが、南北間の軍事的対峙状況で発生した事件の本質や、軍の士気と結束、今後の作戦活動に及ぼす影響、国防部長官と合同参謀議長の意見などを総合的に考慮した。刑事責任を科すよりも、懲戒処分で責任を徹底的に問えると判断した」と明らかにした。
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