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伊が反対意見を撤回 韓・EU間のFTA、来年7月発効へ

伊が反対意見を撤回 韓・EU間のFTA、来年7月発効へ

Posted September. 17, 2010 06:51,   

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韓国と欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)に正式調印のための前段階であるEU理事会の承認を拒否してきたイタリアが、賛成に立場を変えたことが16日までに分かった。このため韓EU間のFTAの正式調印と暫定発効に向けて弾みがつきそうだ。

この日、通商交渉本部とロイター通信によると、イタリアは他の26のEU加盟国の積極的な説得で理事会の承認拒否の立場を撤回したとされる。

EUの複数の外交筋によると、EU貿易担当執行委員で、韓国と序盤の交渉に当たっていたキャサリン・アシュタンEU外相が最近、イタリア政府高官らを相手に粘り強く説得を続けたことなどが、イタリアの立場修正に影響を与えたという。

韓国外交通商部の関係者は、「当初、韓国時間で16日午後5時に法的効力を持たない政治的合意だけが可能なEU首脳会談だけが予想されたが、予定になかったEU加盟国外相らの会合である外交理事会が招集されただけに、そこで承認が下りることも考えられる状況だ」と話した。

もし同日のEU理事会で、27ヵ国が満場一致で韓・EU間のFTAに対して承認する場合、来月6日の韓・EU首脳会議で正式署名が行うための全ての手続きを済ますことになる。そうなれば、韓国とEU27ヵ国は、各国の議会で批准同意に向けた手続きに着手することができる。韓・EU間のFTAが正式に発効するためには、EU27ヵ国の各国議会で批准同意が必要だが、双方は早急な効力発生のために、EU議会の批准同意だけでもFTAが暫定的に効力を持てるように「暫定発効」に合意している。

韓・EU双方は、とくに暫定発効の時期について、双方の手続きを全て終えたことを通告した翌月1日にFTAが暫定発効するよう、協定文に明示した。

外交通商部の関係者は、「年内の(暫定)発効が当初の目標だったが、1年延期を主張していたイタリアが6ヵ月延期という折衝案を条件に承認拒否撤回の意向を示している。その場合、暫定発効の時期は、来年7月1日になる可能性が高い」と話した。



taylor55@donga.com hyejin@donga.com