外交部の特別採用合格者、４３％が資格欠落

柳明桓（ユ・ミョンファン）外交通商部長官の娘の柳某氏（３５）が外交部の専門契約職採用試験に応募した事実が外交通商部（外交部）のどこのラインまで報告されていたのかをめぐって、外交部幹部らの言葉が食い違っており、今後、議論が予想される。

韓忠熙（ハン・チュンヒ）外交部人事企画官は７日、外交通商統一委員会に出席し、７月、柳長官の娘が応募した直後、この事実を柳長官に報告したと述べた。韓企画官は、「柳長官の娘の応募事実を誰に報告したのか」というハンナラ党の金栄宇（キム・ヨンウ）議員の質問に対し、「柳長官にのみ、応募があったと報告し、今後の手続きについて説明した。柳長官は『分かった』とだけ言った」と答えた。

しかし、申ガク秀（シン・ガクス）外交部第１次官は、「関連報告を受けたのか」という金議員の質疑に、「特別採用の面接結果の決裁の過程で、柳長官の娘の応募事実を知った」と答え、林栽弘（イム・ジェホン）外交部企画調整室長も「韓企画官が勘違いをしているようだ。柳長官の娘の応募事実を私も報告された」と話した。

人事担当局長の韓企画官が柳氏の応募事実を担当課長から報告された後、これを直に柳長官に報告したという説明は釈然としないという指摘が出ている。韓企画官の報告、決裁ラインは林室長と申次官だ。

一方、ハンナラ党の金孝在（キム・ヒョジェ）議員は同日、外交部が提出した「最近３年間の外務公務員特別採用合格者現況」の資料を分析した結果、特別採用の合格者１９０人のうち８１人（４２．６％）が採用公告で要求した関連分野の経歴や語学能力を持っていなかったにも関わらず選抜されたと発表した。資料によると、技能１０級（防護員または運転員など）や９級相当の秘書を除いた特別採用の合格者のうち、語学能力証明書を提出しなかった特別採用任用者は４７人（２７．３％）だった。経歴のない任用者も４７人で、語学成績と経歴のどちらもない任用者も１０人いた。

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