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高宗の従弟の子孫の25億ウォン台の土地が国に帰属

高宗の従弟の子孫の25億ウォン台の土地が国に帰属

Posted December. 21, 2009 09:28,   

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大韓帝国皇室の子孫の土地が、日本帝国から貴族爵位が与えられた先祖のために、帰属される羽目に置かれている。「親日反民族行為者の財産を巡る調査委員会(金昌國委員長)」は最近、全体委員会を開き、高宗(コジョン)皇帝の従弟である李載完(イ・ジェワン)の息子、李達鎔(イ・ダルヨン、1883〜未詳)所有となっている京畿南楊州市瓦阜邑陶谷里(キョンギ・ナムヤンジュシ・ワブウプ・ドゴクリ)と、 忠鋻南道瑞山市雲山面胎封里(チュンチョンナムド・ソサンシ・ウンサンミョン・テボンリ)所在の林野など、計44万9458平方メートル(約13万6000坪)の土地に対し、国に帰属させる決定を下したと、20日明らかにした。公示地価では約8億8000万ウォン、時価では250億ウォン相当の土地である。

李載完は高宗皇帝の父親である興宣(フンソン)大院君の実兄、李晸應(イ・ジョンウン、1815〜1848)の養子であり、 高宗の従弟である。李載完は1910年、大韓帝国が強制的に併合された直後、侯爵の爵位が授けれらた。1922年、李載完が死亡すると、息子の李達鎔が爵位を引き継いだ。今回委員会が国への帰属を決定した土地は、李達鎔が爵位世襲の意思を明らかにした後に取得した財産である。

李達鎔の子孫である李某氏(60)などは、委員会による調査の過程で、南楊州の土地などは高宗が李載完に下し賜った土地で、先祖代々に引き継がれた祖先の墓地や位土(墓における供養の費用をまかなうために耕した田畑)だと主張しているという。しかし委員会は、李晸應の墓は1949年、忠鋻南道瑞山からこちらに改葬した上、周辺のほかの墓も、李達鎔が爵位を世襲した1922年以降に造成されたことを、墓石上の文章の分析などを通じて確認した。

委員会所属のチ・ヨンファンやシム・ジェチョル調査官は、「子孫らが該当土地は高宗から下し賜れたものであることを立証できない上、墓石文の分析を通じ、代々に受け継がれてきた祖先の墓地だという主張も根拠のないことが分かり、国への帰属が決定された」と話した。委員会が国家帰属を決定した親日財産は、企画財政部で所有権を国の名義に変更する。土地所有者は、帰属決定の無効を請求する行政審判や訴訟を起こすことができる。



passion@donga.com