韓米の情報当局は、北朝鮮が少量の高濃縮ウラン(HEU)を生産できる施設を稼動していることを把握していると、ある政府筋が17日、伝えた。
同筋は、「ウラン濃縮計画の存在自体に対する北朝鮮当局の否定にもかかわらず、韓米両国は北朝鮮がウラン濃縮工場を建設し稼動中だという情報を共有している」とし、ウラン濃縮地下施設の位置を「平安北道西位里(ピョンアンプクト・ソウィリ)」と推定した。
西位里は、5メガワットと50メガワットの原子炉、再処理施設などプルトニウム核計画施設が集まる平安北道寧辺郡(ヨンビョングン)内の行政区域で、北朝鮮は寧辺核施設(汾江里所在)近くに、ウラン濃縮のための地下施設を建設したとみられている。
しかし、同筋は、北朝鮮が保有するウラン濃縮施設の技術レベルやウラン生産量など、具体的な内容については言及しなかった。
jin0619@donga.com