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昨年第4四半期成長率、第3四半期比マイナス5.6%、予想より大幅な下落

昨年第4四半期成長率、第3四半期比マイナス5.6%、予想より大幅な下落

Posted January. 23, 2009 09:40,   

昨年第4四半期(10〜12月)の韓国経済は、大幅なマイナス成長を記録し、通貨危機以来、最悪となった。

世界経済の柱と期待されていた中国が、7年ぶりの低成長を記録するなど、世界的な景気低迷により、主要国経済が軒並み泥沼に陥りつつある。

韓国銀行が、昨年第4四半期の実質国内総生産(GDP)は、第3四半期より5.6%、07年同期より3.4%下落したと、22日発表した。前四半期対比の成長率は、通貨危機当時1998年第1四半期(マイナス7.8%)以来、最悪の水準であり、前年同期比では1998年第4四半期(マイナス6.0%)以来の最低数値。

経済成長の3大軸である商品輸出11.9%、民間消費4.8%、設備投資16.1%、第3四半期より減少し、経済成長率を大幅に引き下げた。

業種別では、製造業が半導体や鉄鋼、自動車など主要業種の減産により、第3四半期より12%減少し、1970年代に関連統計を取り始めて以来、最悪の減少を示した。

第4四半期の成長率が、予想より大幅に下落したことを受け、昨年の年間GDPは、07年の2.5%成長に止まった。1998年(マイナス6.9%)以来の最低値。

交易条件を反映した国内総所得(GDI)が、昨年第4四半期は前四半期より2.9%減、年間基準では07年の2.1%減となった。国民の所得環境を示す指標であるGDIは、1998年(マイナス7.2%)以来、10年ぶりに初めて後退した。

韓国銀行のチェ・チュンシン経済統計局長は、「速報値を基準で推算すると、1人当たりの国民所得は2万ドル以下に下がった」とし、「今年3月、基準年の変わった統計が適用されれば2万ドル前後となるものと見られる」と述べた。

一方、中国政府は同日、昨年の経済成長率が7年ぶりの最低値9.0%に止まったことを明らかにした。

国際通貨基金(IMF)は、昨年11月にまとめた今年の世界経済成長率の予測値(2.2%)を、29日ごろ再び大幅に下方修正することを決めた。

誠信(ソンシン)女子大学の姜錫勳(カン・ソクフン)教授は、「このままいくと、今年の年間成長率はマイナスとなり、世界経済の回復時期も遅れるだろう」とし、「政府は補正予算を編成して財政支出を大幅に増やし、金融市場安定のため、公的資金を先に投入するなど、今より果敢に取り組むべきだ」と語った。



parky@donga.com jaeyuna@donga.com